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2022.3.8
【あなたは当てはまる?】新規事業に向いている人の特徴を徹底解説!

「新規事業をこれから始めたいけど、誰に任せれば良いか分からない。」
「新規事業を始めてみたいけど、そもそも自分が向いているのか分からない。」
このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?新規事業は失敗する確率が高いと言われています。
しかし、新規事業に向いている人材にはどのような特徴があるのかを理解することで、新規事業の成功率を高めることができます。そこで今回は、新規事業に関する基本情報と、新規事業に向いている人・向いていない人それぞれの特徴についても解説しますので、新規事業に向いている人材をお探しの方や、自分が新規事業に向いているかどうかを見極めたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

新規事業とは?

新規事業とは、会社の売り上げになっている既存のビジネスモデルとは別に、市場やビジネスモデルを変更した新しい収益方法の確立を意味します。会社の存続には、売上を上げることが常に求められています。
世の中のニーズは常に流動しているため、同じサービスや商品がずっと利益を上げ続けることは困難といえるでしょう。そのため、新規事業にチャレンジしながら事業範囲を拡大させつつ、会社として収益の仕組みを更新することが大切です。
しかし、新規事業と新商品の開発は異なる性質があることを覚えておきましょう。新規事業は新しい収益方法を確立することを意味しますが、新商品の開発は収益化されている既存のビジネスモデルから新しい商品を開発しているため、既存のビジネスモデルと同じ市場に展開される特徴があります。あくまで新規事業では、新しい収益方法を確立させるためにビジネスモデルを展開しており、自社で行っている事業とは違う範囲で事業を展開していることを理解しておきましょう。

新規事業に向いている人材の特徴とは?

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新規事業を行うにあたって向いている人材の特徴は3つです。

  • ・グレーゾーン(曖昧)を恐れない人
  • ・“やってみる”姿勢がある人
  • ・論理的に進められる人

新規事業では、行動力と臨機応変な対応力が求められます。
分からないことを分からないままやっていく必要があるため、チャレンジ精神と責任感が高い人は向いているといえるでしょう。

グレーゾーン(曖昧)を恐れない人

新規事業に向いている人材の特徴1つ目は、グレーゾーン(曖昧)を恐れない人です。
既存事業では、プロジェクトを通じて知識や経験といったノウハウを、マニュアルや人材教育などで共有します。
そのため問題への対処が曖昧な場合、似たような事例から適切な対処方法を選択することが可能です。
しかし新規事業では「知らないこと」や「対処したことがないこと」を多く経験します。
例えば、新規事業を行う業界の常識や競合他社の取り組みなどは、世間に知られずらかったり情報が守られていたりするため、知ることが困難といえます。また新規事業では、顧客情報や市場調査の深掘りが既存事業に比べてほとんど蓄積されていないため、消費者ニーズの考察や実際に利益がどれくらい得られるかといった情報が曖昧になりやすいといえるでしょう。分かっていることが少ない状態で事業展開する必要があるため、曖昧さを許容しながら行動できる人が新規事業に向いている人だといえます。

“やってみる”姿勢がある人

新規事業に向いている人材の特徴2つ目は、“やってみる”姿勢がある人です。
試行錯誤や課題点、改善点といった新規事業を効率的に進める要素は、経験を通じて培っていくものです。商品やサービスのニーズ調査も同様であり、新規事業で得られる経験と新しい知識を学びながら柔軟に反映させていく必要があります。
またビジネスにおける大事な要素は、「スピード」>「量」>「質」の順番で意識することが大切です。
全て大事な要素ではありますが、スピードによって量は高められ、量によって質が高められていきます。
医療や銀行などミスが許されない業界であれば当てはまりませんが、多くの事業は大きく粗削りなものを生み出してから、徐々に無駄を減らしていくほうが簡単です。知識欲と行動力が旺盛な人は、新規事業で得られる知識や経験を多く取得でき、成功するための試行錯誤を生み出しやすいため、新規事業に向いている人材といえるでしょう。

論理的に進められる人

新規事業に向いている人材の特徴3つ目は、論理的に物事を進められる人です。
ビジネスにおいて論理的に考える力は非常に大切であり、論理的思考力の高い人材はビジネスで成功しやすいといわれています。「論理的」という言葉に決まった定義はありませんが、問いに対して主張と根拠をセットで考えることといわれ、問題に対して解決策の検討や意思決定の場面で使われます。新規事業はサービスを進めていくうえで、初めて経験する問題点に多くぶつかり、試行錯誤を経て解決しなければなりません。
問題解決には問題の本質を見極めることが重要であり、「なぜ問題が起きたのか」「解決策は何が最適なのか」といった問いに答えを出し、行動を起こす必要があります。新規事業を進めていくうえで論理的な人材がいると、問題の再発防止や効率的な進め方を見つけられ、スピード感を持って展開していくことが可能です。
行動力やスピード感だけでは、同じ失敗を繰り返す可能性が高いため、論理的な人材を用意しておくと成功する可能性が高くなるといえるでしょう。

新規事業に向いていない人材の共通点

新規事業に向いていない人材は、3つの共通点があります。

  • ・完璧主義者
  • ・「できない」理由を探している人
  • ・新規事業という言葉に怯んでしまう人

上記で挙げた特徴は、一概に悪い特徴とは言えず、事業を行う上で必要な場面は必ずあります。
しかし新規事業という枠組みで考えた場合、必要のない作業に注力してしまい、新規事業展開を遅らせてしまう可能性があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

完璧主義者

完璧主義者は、新規事業においてあまり相性の良い人材ではありません。
新規事業では情報が少ない中、自社に合う方法を探しながら事業展開をしなければならず、場合によっては曖昧な状態で進行します。完璧主義者は曖昧な状態であることを嫌ってしまうため、分からない問題に対して回答を見つけようとしますが、多くの場合経験不足のため答えが見つかりません。
特に新規事業は、ビジネスとして流動的な状態であるため、完璧な状態はその都度変わってしまいます。何よりスピード感を大切にしなければならないため、完璧主義者では新規事業を行うのは難しいといえるでしょう。

「できない理由」を探している人

新規事業を行うにあたって「できない理由」を探している人は、不向きだといえます。
新規事業は「できないかもしれない」「成功するか分からない」という疑問が常につきまといます。
そのため曖昧な状況の中で「どう事業を進めていけばできるのか」と考えて行動する必要があります。
一方で、できない理由は簡単に見つかり、行動しない時間が発生してしまいます。新規事業には、とりあえずやってみることが重要であり、できない理由を探している時間は無駄な時間になってしまうことが多いです。何でも考えなしにやってしまうのはあまり良くありませんが、できない理由を探して何もしないより全然よいでしょう。

新規事業という言葉に怯んでしまう人

新規事業という言葉に怯んでしまう人は、行動に移せないことが多くなってしまうため、新規事業には向いていないといえるでしょう。新規事業には、正解がない問題に対してアクションを行う必要があり、行ったアクションに責任が伴います。
新規事業という言葉に怯んでしまう理由として、自信の無さや責任感から逃げたいなどの心理が働くためです。
言葉に怯んでしまう人は、競合他社に勝ったり、分からないものに対して自信を持ちながら試行錯誤したりする新規事業には向いていないといえるでしょう。分からないことやものに対して積極的に責任を取るのは勇気がいりますが、それでも行動する人でなければ新規事業を成功させるのは難しいといえます。

新規事業 向いている人:まとめ

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新規事業とは、会社の売り上げになっている既存のビジネスモデルとは別に、市場やビジネスモデルを変更した新しい収益方法の確立を意味します。
世の中のニーズは常に流動しているため、自社で行っている既存事業とは違う市場で事業を展開して、利益を得る必要があります。
新規事業に向いている人・向いていない人には、下記の特徴や共通点があります。

【新規事業に向いている人】

  • ・グレーゾーン(曖昧)を恐れない人
  • ・“やってみる”姿勢がある人
  • ・論理的に進められる人

【新規事業に向いていない人】

  • ・完璧主義者
  • ・「できない」理由を探している人
  • ・新規事業という言葉に怯んでしまう人

今回の記事を参考にしていただき、新規事業を始める際の参考にしていただければ幸いです。
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