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D2Cビジネス情報
2022.11.9
【最新版】Shopifyとは?基本機能と費用を解説
D2C スキル

もはやWEB上にて自社のネットショップ、ECサイトを持つことは、難しい時代ではありません。

ネットショップ出店サービスを活用することで、サイト構築スキルがなくとも簡単に自社のネットショップ・ECサイトの保有・運営が可能になります。その中でも世界的に大きな注目を集めているのがShopifyです。日本の会社ではなく、カナダに本拠地を構える企業が提供しているので、日本国内だけではなく、世界中のユーザーをターゲットにしたネットショップの開業が可能です。そこで、Shopifyについてより詳しく解説していきましょう。

Shopify(ショッピファイ)とは?

D2C 本拠地

Shopifyとは、カナダに本社を構える企業です。

「多国籍eコマース企業」とも称されているように、決してカナダの消費者だけを相手にしたものではなく、175カ国以上、100万人以上の店舗で利用されているeコマースプラットフォームの提供会社です。

ネットショップといえば、Shopifyが登場する前はハードルの高いものでした。自社でサーバーを用意し、サイトも構築しなければなりませんでした。

特にネットショップの場合、決済も必要になりますのでセキュリティ等にも気を配らなければなりません。より高度なサイト構築術が求められていましたので、ネットショップを開設したいとは思っても、現実的にハードルが高いので断念していた人も多いことでしょう。

そのような事情を変えたのがShopifyです。

ShopifyはECサイトの運営を助けるプラットフォームです。登録することでECサイトの運営が可能になるのですが、特別なスキルは不要です。

メールアドレスさえあれば登録が可能であり、かつ初期費用が無料です。費用に関しては詳しくは後述しますが、Shopifyのメリットとして主に下記が挙げられます。

  • ・低コストでの導入
  • ・機能拡張性
  • ・海外戦略
  • ・外部連携サービスによる集客力
  • ・デザイン性

Shopifyには5つのプランが用意されているのですが、いずれも初期費用は無料です。これからネットショップをと考えても、初期費用が高いと躊躇してしまう人も多いことでしょう。

まだまだ収支は不透明な中での初期費用は不安もあることでしょう。

その点を踏まえ、Shopifyは初期費用を無料に設定していますので、「ネットショップの準備をする」だけであれば費用は掛かりません。月額費用はかかりますが、準備段階でお金がかからない安心感は大きいのではないでしょうか。

さらにはShopifyには「Shopify app」と呼ばれるShopifyの拡張的アプリがおよそ5,000種類以上登場しています。

つまり、Shopifyが提供する初期フォーマットを遵守するだけではなく、アプリを活用することでオリジナリティのあるECショップ構築・運営が可能になりまし、さらにはShopify APPはまだまだ増えています。

ネットショップ開設・運営サービスは多数登場していますが、同じサービスを利用しているとどうしても同じようなサイトになってしまいがちです。

その点Shopifyであれば、外部アプリを活用することで、オリジナリティの高いネットショップ構築を可能にできるので、オリナリティのあるネットショップをと考えている人にもマッチしています。

また、Shopifyは冒頭でもお伝えしましたが日本ではなくカナダのサービスです。そして多言語に対応しているだけではなく、通貨の選択肢も豊富ですし、海外発送にも対応していますので、これらの特性を踏まえると、海外の顧客向けのネットショップも可能です。

国内市場は消費が縮小傾向にありますが世界は成長していますので、世界相手のネットショップをと考えた時、Shopifyは頼れる存在です。

そしてある意味最も頼れるのが外部連携サービスです。Shopifyは世界的にも多くのシェアを獲得しているサービスになりますので、GoogleやInstagramといったSNS、モール型ECやPOSシステム等、幅広いジャンルのシステムとの連携が可能なので、ネットショップ開業当初から多くの利用者の集客を可能にします。

他にもShopifyには100種類以上のテンプレートが用意されていますので豊富なデザインが可能な点もメリットです。

一方、注意すべき点としてはやはり「海外のサービス」である点です。

決して海外のサービスの全てが悪いのではなく、どうしても言語の壁があります。つまり、英語に堪能な人であればShopifyには注意点はさほど意識するほどではないのですが、英語が分からない・自信がない人は、少々不都合に感じる部分もあるでしょう。

特にサポートです。メールでこそ日本語に対応しているのですが、電話サポートは日本語に対応していません。

メールの場合、いつでもメッセージの送信が可能ではありますが、返信は未知数です。そのため、すぐに対応してもらいたいことがある場合でもある程度待たされることを覚悟しなければなりません。

Shopify(ショッピファイ)利用にかかる費用

Shopifyは初期費用は無料に設定されていますが、月額利用料が必要になります。また、月額利用料によってカード手数料が変わります。

そのため、自社の規模や現実的な収支等を踏まえてのプランの選択が求められます。

そこで、Shopifyの利用にかかる費用をお伝えしましょう。

Shopifyの月額利用料

Shopifyには5つのコースが用意されており、それぞれ月額費用が異なります。

細かい点に関しては後述しますが、費用に関しては下記となっています。

  • ・ライト:9ドル
  • ・ベーシック:29ドル
  • ・スタンダード:79ドル
  • ・プレミアム:299ドル
  • ・Shopify Plus:2,000ドル

また、それぞれカード手数料が異なります。

  • ・ベーシック:3.4%(3.9%)
  • ・スタンダード:3.3%(3.85%)
  • ・プレミアム:3.25%(3.8%)
  • ・Shopify Plus:3.15%(3.75%)

ちなみに括弧内は海外発行カード手数料になります。

少々高く感じるかもしれませんが、Shopifyペイメントを導入することで取引手数料は無料になりますが、利用しない場合には手数料がかかります。

そのため、月額費用が安いプランを利用することが必ずしもお得になるとは限りません。取引量が増える場合、手数料差によって、月額費用は高いものの、手数料が安く設定されているプランを選んだ方がお得になるケースもあります。

この点に関してはケースバイケースになりますので、一概に「こうするとお得だ」とは言えませんが、決して「月額費用の安いプランが一番お得」だとは断言できません。

その他のShopifyプラン

Shopifyには先に挙げたプランが用意されているのですが、その中でも一つだけ、高額なプランがあることに気付かされたのではないでしょうか。

そうです、Shopify Plusです。

プレミアムでさえ月額299ドルに設定されている中で、Shopify Plusのみ2,000ドルと、文字通り「桁違い」の費用が設定されています。

こちらに関しては他のプランと比較すると、サポート体勢の充実振りや拡張機能、さらには自動化・効率化の実現やサーバーの質が良い点に加え、1契約にて10サイトまで開設可能な点やAPI連携が可能な点、スタッフアカウント数が無制限な点、画面・機能のカスタマイズにシングルサイオンなど、他のプランよりも拡充された機能が待っていますが、Shopify側も「エンタープライズ向けのプラン」と説明しているように、大企業向けです。

Shopify(ショッピファイ)プランの選び方

D2C 登録

Shopify plus以外の4つのプランの選び方についても解説していきましょう。

ただし、大前提としてShopifyではプラン変更は随時受け付けています。一度選択すると変更できないものではなく、後から気軽に変更できるものなので、状況に応じてプランを変更すればよいのもShopifyの特徴です。

Shopify ライト($9  約945円 /月)

最も廉価なプランであるライトですが、こちらはECサイトを構築するのではなく、Shopifyのカートボタンを設置するのみです。

既にブログを運営していたり、あるいは自社のコーポレートサイトや運用しているSNSに販売機能を付与させたい場合に適しています。

1からECサイトを構築したい人ではなく、既にあるサイトにShopifyのカート機能を搭載させるためのプランだと考えるとよいでしょう。

ベーシックプラン($29  約3,045円 /月)

カートボタンを設置するだけのライトを除外すると、ECサイト構築から行えるプランの中では最も廉価はプランとなります。

ネットショップの構築・運営が可能ではありますが、スタッフアカウントは2つまでとなっていますので少人数での運用とならざるを得ません。

とりあえずネットショップを開設したい人、あるいは少人数や個人での運営を考えている人に適しています。

また、低予算なのでECサイト運営に初めてチャレンジする人にも向いています。

スタンダードプラン($79  約8,295円/月)

スタッフアカウントが5つまで用意されています。そのため、チームでECショップを管理する場合に向いているプランです。

また、プロフェッショナルレポート機能も利用可能です。こちらはリピートしてくれている顧客情報や、国別データなどが取得できますのでECショップ運営に役立てることができます。

プレミアムプラン($299  約31,395円 /月)

月額費用が最も高く設定されている一方で、取引手数料が最も安くなっており、スタッフアカウントも15個までとなっている点、さらにはより高度なレポート機能が用意されている点などを踏まえると、売上が増えてきたネットショップ向けです。

月額料金の高さが目立つかもしれませんが、手数料が安いので、取引量・売上高次第では、高コストパフォーマンスを記録することも可能です。

まとめ

D2C 拡張

Shopifyとは何か、どのようなプランが用意されているのかなどについてを解説させていただきました。

世界的なEコマース事業者になりますが、Eコマースのサービスは他にも多数登場しています。

そのため、Shopifyを利用するのであれば、他のEコマース等との比較も重要になります。