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2022.6.28
【自社ブランドとは?】自社ブランドのメリットやプライベートブランドとの意味の違いを紹介
自社ブランド

 

自社ブランドを展開する企業が増加しています。しかし自社ブランドと類似する言葉がさまざまあり、プライベートブランドやオリジナルブランドなどの他ブランドとの違いがよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか。

今回は自社ブランドの基礎知識や他ブランドとの違い、自社ブランドのメリットなど詳しく紹介します。

 

自社ブランドとは?

自社ブランドとは、卸売業者や流通業者などが、商品の開発・企画を行い自社ブランドとして、販売している商品を指します。

また、ブランド商品の開発・企画は行うものの、開発した商品の製造は、他社に任せる「OEM」と呼ばれる形式で行うことがほとんどです。

従来では、卸売業者や流通業者は、基本的には自社ブランドを開発・企画することはありませんが、近年になって自社ブランドを展開している業種が増えています。

代表的な例としては、コンビニエンスストアのセブンイレブンやトップバリュー、無印良品は自社ブランドを多く展開していることで有名です。

EC事業インフラの発展やSNS宣伝などによって企業と顧客の距離が近くなり、コミュニケーションを通じて、開発・企画を行いやすくなったことが、近年自社ブランドが注目を集めている要因といえます。

 

自社ブランド ビジネス

 

自社ブランド・他ブランドの違いについて徹底解説

ビジネスモデルとしてのブランドとは、呼称によって違いがある場合があります。

他のブランド呼称を紹介しながら、自社ブランドとの違いを解説します。

自社ブランドとナショナルブランドとの違い

1. ブランド商品の企画・開発を行なっている機関が異なる

ナショナルブランド(NB)とは、製造メーカーが製品や商品にブランド名をつけた商品を指します。

ナショナルブランドと呼ばれる製品は、特定の商品を扱う専門企業が開発・企画を行っており、メーカーが消費者に対して宣伝を行う特徴があります。

代表例では、iPhoneやコカ・コーラなどがナショナルブランドです。

自社ブランドでは、卸売業者や流通業者がブランド商品の企画・開発を行っているのに対し、ナショナルブランドでは特定の商品を専門とする企業が企画・開発を行っている違いがあります。

また、ナショナルブランドの商品は、専門業者が商品の開発を行っているため、ブランド商品の認知度が比較的高く、商品の信頼性が担保されやすい特徴があります。

小売業者や流通業者は、ナショナルブランドを企業から購入して販売している方法が一般的なため、私たちが利用している多くの商品はナショナルブランドの商品であるといえます。

2. 販売される商品の責任の所在が異なる

さらに、ナショナルブランドと自社ブランドの商品のもう1つの大きな違いは、販売される商品の責任の所在です。

自社ブランド商品は、商品の開発・企画を行いますが、製造は他社に任せています。しかし、在庫や品質の管理などは自社ブランド側が行う必要があるため、在庫リスクや発注管理などの業務が増加します。

また、万が一商品に問題がある場合、販売を行っている自社ブランド側が責任を負う必要があり、製造メーカーへのクレームを避けるため、製造会社の記載は最小限に留められている場合がほとんどです。

一方ナショナルブランドとして販売している商品では、ブランドと製造メーカーの宣伝と販売を大々的に行っています。

契約によっては、ナショナルブランドが在庫管理やクレーム対応を引き受ける場合も多く、消費者はメーカーのサポートを受けられる安心感が生まれます。

しかし、ナショナルブランドの商品にも欠点があり、販売ができるようになるまでに商社や代理店を経由する場合がほとんどで、日本独特の複雑な流通経路を辿るため、商品の単価が高くなる可能性が高いです。

自社ブランドの商品は、製造メーカーから直接商品を入荷するため、比較的安い値段で販売できる特徴があります。

一時期では、自社ブランドの商品は「そこそこの商品を安く入手できる」という印象がありましたが、現在では、自社ブランドを開発している企業の企業努力もあり「高品質で安い商品」が販売され、消費者から愛されているビジネスモデルといえます。

 

ブランド 立ち上げ

 

自社ブランドとプライベートブランドとの違い

プライベートブランド(PB)とは、卸売業者や流通業者などが、商品の開発・企画を行いプライベートブランドとして、販売している商品を指します。

自社ブランドとプライベートブランドに違いはありません。

企業によって呼び方が違う程度の認識で問題ないでしょう。

自社ブランドとストアブランドとの違い

ストアブランド(SB)とは、卸売業者や流通業者などが、商品の開発・企画を行いストアブランドとして、販売している商品を指します。

自社ブランドとストアブランドに違いはありません。

そのため、企業によって呼び方が違う程度の認識で問題ないでしょう。

 

自社ブランドのメリットをご紹介

自社ブランドには、以下3つのメリットがあります。

  • ・顧客ニーズを正確に把握できる
  • ・生産はメーカーに委託できる
  • ・同業他社との差別化

これから自社ブランドの開発・企画をしようとしている方や自社ブランドに興味がある方は、メリットを確認しながらどのように事業を進めていくか考えてみましょう。

顧客のニーズを正確に把握できる

自社ブランドのメリットとして、顧客のニーズを正確に把握できるというのがあります。

卸売業者や流通業者の販売形態では、商品の販売数を見ながら売れ行き商品を入荷していく方法が一般的ですが、自社の商品ではないため世の中のニーズによって売れ行きは変化してしまいます。

そのため、卸売業者や流通業者のような販売形態を行っている企業が顧客のニーズを図る際は、商品の販売数で顧客のニーズを図ります。

自社ブランドの商品は他社に卸さない場合、正確な販売数を知ることができるため、顧客のニーズを正確に把握することが可能です。

また、商品のパッケージ・内容物・価格など顧客のニーズを見ながら素早く対応できる点は自社ブランドのメリットといえるでしょう。

生産はメーカーに委託できる

自社ブランドの商品生産をメーカーに委託できるメリットもあります。

自社ブランドに限らず、商品を生産するためには商品の開発・企画で作成された、企画書・設計書どおりに商品を製造できる生産設備が必要不可欠です。

しかし、卸売業者や流通業者が自社で生産設備を保有している企業は少なく、だからといって生産設備を用意しようとすると工場の建築や土地、人件費などさまざまな初期コストが発生します。

自社ブランド商品の生産を生産メーカーに委託することで、製造コスト自体はかかりますが初期費用を抑えたり、生産設備の管理・維持コストの削減につながったりとさまざまなメリットがある点を覚えておきましょう。

同業他社との差別化

自社ブランドの商品は同業他社との差別化が図りやすい特徴があります。

メーカーの商品を主に取り扱う卸売業者や流通業者では、専売契約などの特別な例を除いて同業他社も同じような商品を扱っています。

一方で、自社ブランドの商品は同業他社に卸さないこともできるなど、商品を基軸とするビジネスモデルの選択が自由です。

例えば、自分が普段使う商品が自社でしか取り扱っていない場合、その商品が欲しい人にとってはそれだけで差別化が行われています。

自社ブランドの商品を好きになってくれるファンを作ることで、その商品を求めて自社に訪れてもらえるような自社ブランド商品を作れるように試行錯誤を繰り返しましょう。

 

ブランド 自社

 

自社ブランド:まとめ

自社ブランドとは、卸売業者や流通業者などが、商品の開発・企画を行い自社ブランドとして、販売している商品を指します。

ストアブランド(SB)やプライベートブランド(PB)と呼ばれることもありますが、基本的に違いがないため、クライアント様や取引先にあわせて呼び方を変えるとよいでしょう。

しかし、自社ブランドとナショナルブランド(NB)では以下3点が大きく違うところになるので注意しておきましょう。

  • ・商品の開発・企画を行う企業の違い
  • ・販売されている商品の責任の所在
  • ・流通経路による仲介手数料の違い

また、自社ブランドのメリットは以下3つです。

  • ・顧客ニーズを正確に把握
  • ・生産はメーカーに委託
  • ・同業他社との差別化