テクノロジーの進化によって、誰でも簡単にネットショップを始められるようになりました。しかしながら、実際にネットショップを運営してみると、「売上が上がらない」「集客が思うようにいかないが、どうすれば良いか分からない。」などのお悩みが出てくるかと思います。そこで今回は、ネットショップの集客力という部分に焦点を当てて解説していきたいと思います。ネットショップを始めてみたけど、集客できなくて困っているという方や、今後、より一層ネットショップの運営に力を入れていきたい等と考えている方はぜひ最後までご覧ください。

ネットショップとは？

ネットショップとは、インターネットを通じて商品を購入できるお店のことを指します。実店舗の場合、土地や建物を購入するか借りるかして、お店を作り上げる必要があり、時間もお金もかかりますが、ネットショップの場合、インターネット上にネットショップを公開するためのスペースを確保するだけで手軽に始めることができるという特徴があります。

ネットショップという言葉以外にも、ECサイトやオンラインショップなど、似たような意味で使われる用語があります。これらの用語は使う人の立場や場面によって呼び方が異なりますが、基本的に意味は同じです。

ネットショップを開業してもすぐには売れない理由とは？

手軽に始められるネットショップですが、開業してすぐに売れるというケースはあまり多くありません。むしろ開業してすぐは、中々商品が売れないというケースがほとんどであり、そこで挫折してしまいネットショップを辞めてしまうという人もいます。

すぐに売れない大きな原因の1つとして、集客・宣伝ができていないという点が挙げられます。仮にネットショップを開業したとしても、正しい集客・宣伝ができていないとほとんどの人が存在を知らないまま、ただネット上に店舗があるだけという状況になりかねません。実店舗であれば、集客・宣伝をしなくても、立地によっては集客できる可能性はありますが、ネットショップの場合中々そうはいきません。

そのため、正しい集客・宣伝を行い、訪問者数を少しでも増やすことがとても重要になってきます。

ネットショップにおける集客手法おすすめ4選をご紹介

ネットショップにおける集客の重要性についてご理解いただいたところで、次はおすすめの集客方法をご紹介したいと思います。

無料でできる方法と、有料でできる方法に分けてご紹介していますので、自社の予算やリソースと照らし合わせて検討してみてください。

予算をかけず（無料）集客する方法

ブログを運営する

まず最初にご紹介する集客方法はブログを運用することです。

ブログは自分のペースで手軽に始めることができ、かつ無料で使用できるブログサービスを活用すれば、お金をかけずに集客をすることが可能です。

「ターゲットとしている顧客が必要としている情報は何か？」を考え、その内容を記事にすることで、見込み顧客を呼び込むことができたり、購入しようか迷っている顧客の背中を押したりすることができるようになります。

通常、ネットショップの商品ページに載せることができる情報には限りがあるため、商品に関する情報を載せすぎてしまうと、見づらくなってしまい、機会損失に繋がりかねません。しかしブログの運営を行い、ブログのリンクを商品ページに貼ることができれば、商品に関する情報や、顧客に知って欲しい情報をブログ記事を通して伝えることができます。

ただし、ブログとして読んでもらうコンテンツを作るためには、それ相応の時間がかかります。記事の内容を考え、掲載する写真を用意し、実際に執筆作業を行って、文章チェックまでするとなると、想像以上に時間がかかる場合も多くあります。

しかしながら1度軌道に乗りさえすれば、低リスクで集客を行うことができるため、高い金額を払って集客を行うのは少し心配だという方は、まずはブログ運営から始めてみるのもいいかもしれません。

SEO対策を行う

次にご紹介する方法はSEO対策です。

SEOとは「Search Engine Optimization」という英単語の略語で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳します。簡単に言ってしまうと、Googleなどで特定のキーワードを検索した際に自社のサイトが上位に表示されるようにするための対策のことをいいます。

検索順位で上位に表示されるようになれば、サイトが人々の目に触れる機会も増えることになり、その結果サイトを訪問する人の数も増加します。

ネットショップにおけるSEO対策はいくつかありますが、まず行うべき施策として表示速度の改善が挙げられます。

今記事を読んでいる読者の方の中にも、サイトのページが中々表示されずイライラした経験をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？実はこのページの表示速度もGoogleからの評価基準になっているといわれています。そのため、表示速度の改善を行うことでSEOが改善され、サイトが人々の目に触れる機会も増えることになるのです。

また、ページの読み込み時間が長いとユーザーは待ちきれず、ページを離れてしまう可能性が高くなります。そうなってしまうと、せっかくサイトを見つけてクリックしてくれたユーザーが離れていってしまうため、機会損失になり、目標としていた商品の購入や資料請求などにも繋がらないという結果になってしまいます。

つまり表示速度の改善は、SEO対策にもなり、かつユーザーの離脱率低下にも繋がる非常に重要な施策になります。

もし表示速度が遅い場合には、外部ファイルの縮小や、画像サイズの縮小を行なって表示速度が少しでも改善されるように工夫してみると良いでしょう。

有料広告を利用する方法

リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告のことを指します。下記の画像の赤枠部分がリスティング広告に該当します。

画像をご覧いただいて分かる通り、検索結果の1番上位に広告を表示することができます。

また、検索しているユーザーが関心のあるキーワードに連動して広告を表示させることができるため、CV（コンバージョン）率が高くなりやすいことが特徴です。

リスティング広告は、手軽に始めることができ、かつ低予算でも運用することが可能なため、なるべく低リスクで有料広告を運用したいという方にはおすすめの方法です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とはインターネット広告の1つで、媒体主（アフィリエイター）に商品を紹介してもらい、商品が売れたときにだけ報酬が発生する、いわゆる成果報酬型の広告のことを指します。

アフィリエイト広告のコンバージョンは、購入や資料請求など、広告主が自由に設定することができます。成果が発生したときにのみ報酬が発生するため、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。

アフィリエイト広告を行う場合、ASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダー）というサービスを使用して掲載を行うのが一般的です。A8.netやバリューコマースなど、様々なASPが存在し、それぞれに特徴や得意分野があるので、興味のある方は1度調べてみるといいかもしれません。

まとめ

ネットショップに関して、基本情報や集客の方法について解説しました。

来店できる顧客が限定的な実店舗と異なり、ネットショップは日本全国のインターネットユーザーが対象になるため、正しく集客することができれば自社ビジネスにおいて強い味方になるでしょう。

無料でできるネットショップの集客手法は以下の2つです。

・ブログの運営

・SEO対策

また、有料でできるネットショップの集客手法は以下の2つです。

・リスティング広告

・アフィリエイト広告

ネットショップを始めてすぐは、集客に苦戦することもあるかもしれません。

しかしながらそこですぐに諦めずに、今回紹介した方法なども試したりしながら、少しずつできることを積み重ねていき、ネットショップを成功に導きましょう。

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