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2022.11.9
プロテインのOEM製造について基礎を徹底解説!
D2C プロテイン

 

OEMは様々な産業で見かけるビジネススタイルですが、プロテインでもOEMが多々登場しているのをご存知でしょうか。

プロテインは健康志向の高まりを受けて需要が急上昇。一躍成長産業に躍り出るなど、多くの業者がプロテインを販売するようになりました。そして、その多くがOEMです。

そこでOEMについてやプロテインとOEMの関係性などを掘り下げて解説していきましょう。

OEMとは?

D2C 急上昇

OEMとは他社製品製造業務です。

一般的に、製品を作ろうと思ったら工場が必要です。自社が生産したい品目に合わせた工場を整備し、生産を行います。

しかし、OEMは生産を依頼したり、依頼された製品を製造するスタイルです。

OEMには依頼する側、生産する側それぞれにメリットがあります。

生産を依頼する側にとっては、工場を用意する必要がありません。

工場建設のための用地取得、費用捻出、さらには工場建設後の人員確保、人員確保のための宣伝費、そして工場用地の固定資産税。

これだけのコストが必要でありながら、必ず利益になるとは限りません。商品が売れなければ利益を得ることができないだけではなく、工場の維持もままなりません。

しかしOEMにて生産だけを依頼すれば、それらはすべて不要です。数十年という単位でみれば工場を建設した方がコストパフォーマンスは高いですが、短期的な目で見れば、OEMの方がコストパフォーマンスが高い点に加え、依頼することで自社製品を得ることができますので、それまで馴染みのなかったジャンルにも参入しやすいです。

例えばプロテインに参入する業者が増えているのはプロテインの需要が高まっているからこそですが、OEMで生産を依頼すれば、それまでのプロテイン製造ノウハウとて不要です。極論ですが、それまでアパレルを販売していたメーカーでも、自転車を販売していたメーカーでも、OEMとして依頼すれば自社のプロテインを保有し、販売できます。

一方、受託する側もメリットがあります。

先にもお伝えしましたが、本来工場は会社として用意するものです。そして、生産計画に則って生産・製造を行いますが、工場は稼働させてこそです。

なぜなら稼働させなくとも費用がかかるのです。如何に稼働率を上げるかが工場としての費用対効果向上策になるのですが、売れないものを生産しても意味がありません。

好き勝手に生産するのではなく、売上を踏まえた本社からの指示に基いて工場を稼働させます。つまり、売上が悪ければ工場は稼働しません。

しかし、OEM受託は生産を受託するのみなので、売上に関係なく工場を稼働できます。このことからもわかるように、OEMはいわば双方にとってwin-winな関係です。

もちろんデメリットもあります。依頼する側はあくまでも受託するのみなので、自社のノウハウとして構築されません。自社工場を保有していれば、生産を続ければ続けるほど、ノウハウを得ることができますのでより良い商品の生産が可能になります。

しかし、依頼している以上はノウハウとして蓄積されることはありません。また、受託している側のデメリットとしては自社の技術流出です。

依頼を受けて製造した商品はお客に販売するのではなく、相手の企業に納品します。そして納品した商品は、納品先、つまりは依頼先の自由です。商品に関してチェックする自由もありますので、どのような技術が用いられているのかなどをチェックされる可能性もあります。

しかしこれらのデメリットはさほどデメリットだと感じない企業も多いことでしょう。

OEM出来るプロテインの種類をご紹介

OEMを活用すればこれまでプロテインの製造に携わっていない業者であっても生産を依頼し、自社製品として販売が可能です。

そこで、OEMでプロテインをと考えた時、どのようなプロテインがあるのか、その種類をご紹介しましょう。

・ホエイプロテイン

ホエイプロテインとは、牛乳を原料としているタイプのプロテインで、吸収が早い点が特徴です。

元々、牛乳からチーズを生成する際の余剰物質にて作られていたのですが、良質なタンパク質が含まれている点や、低カロリーである点から競技者たちからの支持を集めるようになりました。

また、水に溶けやすい特徴もあります。そのため、水分に溶かして窃取しやすいことから、例えばスポーツクラブ等でミネラルウォーターで溶かして窃取するといった具合に、臨機応変に窃取できる点も人気の秘訣です。

もちろんこのような運用面だけではなく、必須アミノ酸のバランスが良いから、筋トレの効果をより高めてくれるとされているのですが、質の良いプロテインであることから、これから紹介するカゼインやソイと比較すると、やや高額です。

・カゼインプロテイン

カゼインプロテインもホエイプロテイン同様、牛乳を原材料としています。

チーズやヨーグルトを固める際に必要となる乳固形分が主要成分となっています。

そのため、ホテイプロテインと比較すると溶けにくく、かつ固まりやすい特徴となっていますので、ホテイプロテインのように外出先でシェイカー等で水分に溶かして飲むスタイルが難しいです。ただし、市販されているカゼインプロテインは、その点を工夫し、シェイカー等で溶けやすいようにしているので心配は無用です。

カゼインプロテインの特徴として、吸収がゆっくりな点が挙げられます。ホエイプロテインはすぐに吸収されるので、運動後に飲むアスリートが多いですが、カゼインプロテインは徐々に吸収されることから、運動直後ではなく、睡眠前に摂取している人が多いです。

ホエイプロテインとは特徴・性質が異なることから双方それぞれ摂取している人もいます。

・ソイプロテイン

ソイプロテインはソイ、つまり大豆を主原料としています。

大豆に含まれている油成分を取り除いた後に残ったタンパク質を粉状にしたものです。

特徴としてはカゼインプロテインに近く、摂取から吸収まで時間がかかる一方で、必須アミノ酸が含まれている点に加え、乳製品ではありませんので乳糖が含まれていません。そのため、牛乳を飲むとお腹の調子を崩しやすい人も、ソイであれば問題ありません。

ホエイプロテインやカゼインプロテインを摂取すると、何となくお腹の調子が悪くなる人は乳製品に含まれている乳糖に起因する乳糖不耐症の可能性がありますが、乳糖不耐症だとしてもソイプロテインであれば問題ありません。

プロテインOEMのロットや費用について

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実際にプロテインをOEMにて生産を依頼するとなれば、気を付けるべきはロットと費用です。

・プロテインOEMの最小ロット

プロテインをOEMにて生産を依頼する場合、「ロット」という単位での依頼になります。

ロットとは「最小単位」を意味するもので、1ロットにどれだけのプロテインが含まれているかは受託業者によって異なります。

スーパーやドラッグストアに足を運ぶと、品出しされていない品物が段ボールに入っている姿を見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。小売店側から依頼を受けたメーカーは、小売店に出荷しますが、基本的には段ボール1箱から受け付けます。これが、最小ロットです。

いくら受託してくれるとはいえ「1つだけ」「3つだけ」といった依頼は、さすがに受託できません。

工場側としても工場を稼働させ、製品を製造することで利益を得ますが、稼働させることで光熱費がかかりますし、人を配置するので人件費もかかります。

これらがいわゆる製造コストになりますので、採算ラインを踏まえて最小ロットを設定しています。

プロテインの場合、kg数や個数で設定されているケースが多いですが、およそ1,000個程度が最小ロットの相場です。

但し、最小ロットの設定はあくまでも受託側次第です。法律によって定められているものではなく、あくまでも受託する側の都合です。

そのため、長い付き合いとなって信頼関係が構築されれば、頼み込むことで最小ロット以下の、採算ギリギリのラインの製造を引き受けてくれるようになることもあれば、まだまだ新しい付き合いでは最小ロットを多少高めに設定する業者もあります。

「減るものじゃない」と思うかもしれませんが、受託業者側としても採算ラインがあります。

工場を稼働させ、製造して赤字になるようでは意味がありませんので、その点を踏まえた最小ロットを設定しています。

・プロテインOEMの費用

プロテインのOEMの費用も気になる所ですが、この点も受託する工場・メーカーの事情によって左右されます。

例えば依頼するOEMが、これまでの製品とほぼ同じものであれば製造コストは安価になりますが、完全オリジナルで、OEM製品のために原材料等を調達するとなれば費用は高くなります。

先にもお伝えしましたが、受託製造メーカー側としても、OEMはボランティアではありません。

利益を求めての事業となりますので、採算ラインを割り込むような依頼は受けません。

あくまでも目安ですが、パッケージ変更のような、受託側の負担の低いOEMであれば50,000円程度で引き受けてくれるところもありますが、完全オリジナルで、かつ原材料等にもこだわるのであれば、150万円程度からが現実的なラインです。

まとめ

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プロテインのOEMについて様々な点から解説させていただきました。

プロテインは健康・運動ブームに乗る形で注目度が高まっています。日常生活の中で摂取が難しいタンパク質を効果的に摂取できるので、運動する人だけではなく、栄養バランスを考えている人にも訴求できます。

その点では幅広い需要を持つ製品です。

OEMであればそれまでの実績も関係なく、自社の理想のプロテインを販売できますので、プロテイン事業を考えているのであれば、OEMも選択肢の一つとなるはずです。