BUSINESS INFORMATION

D2Cビジネス情報
2022.11.9
【初心者必見】ネットショップ開業について手順と始め方を分かりやすく解説!
D2C 商材

 

とある統計によると、ネットショップは400万店舗以上あるとされています。ちなみに現実世界の小売店の数はおよそ140万店舗。つまり、現実世界よりもネットショップの方が多いのです。これはネットショップが現実のお店よりも開業しやすい点にあります。実際、個人でネットショップを開業している人も多々います。これは、ネットショップ開業のハードルが決して高くはないことを意味していますし、実際にネットショップを開業してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そこでネットショップを開業するための流れ、さらには成功のポイントまで解説していきましょう。

参考URL:経済産業省(https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2/h9/kakuho/daikibo/page06.html)

ネットショップとは?

D2C 目印

ネットショップとは、ネット上での商品・サービスを提供するためのサイトです。

そのジャンルはアパレルから飲食、健康、美容、日用品等様々です。

ネットショップのメリットとして、実店舗のように足を運べる人間だけがターゲットではなく、アクセスできる人全てがターゲットになる点です。実際の店舗で商品を購入するためには、大前提として店舗まで足を運ばなければなりませんでした。

しかしインターネットの発達、コロナウィルス感染症拡大における巣籠り需要の増加、さらにはネットショップ開業のハードルの低さ等によって増加傾向にあるネットショップは、インターネット環境がある人すべてがターゲットです。

北海道の業者が沖縄のお客に商品を販売できるのはもちろんですが、海外の商品を購入することもできます。

かつてインターネットといえば、PCから接続するものでした。ガラケーでも接続可能ではありましたが、PCと比較するとスペックに劣ることから、ガラケーでは簡易的な表示にせざるを得ませんでした。

しかしスマートフォンの普及によって、誰もが手元でPC同様のサイトを閲覧できるようになりました。

結果、通販需要が高まり、そしてネットショップ開業の簡素化がネットショップの増加につながっているのです。

ネットショップ開業の4つのステップを解説

D2C ラインナップ

ネットショップを開業することは決して難しいことではありません。

これから紹介する4つのステップだけでもある程度ネットショップが完成します。

では具体的にどのようなステップを踏むのか、解説していきましょう。

・商材の決定

まずは商材、つまりは何を売るネットショップなのかを決めましょう。

この点は人それぞれです。自分の作ったものを販売するのか、あるいはセレクトショップ的に自分が選んだものを売るのかだけではなく、大まかなカテゴリーも決めておきましょう。

なぜなら、お酒や美容品、中古品、輸入品等、物によっては許可・認可が必要なものがあるからです。ネットショップは決して無法地帯ではありません。

実際の店舗同様、とり扱いに認可が必要なものは、認可を得なければなりません。扱いたいと思った商材が認可が必要な場合、認可を受けてからになります。

その点も踏まえ、商材を決めましょう。

また、商材は継続性も重要です。仕入が難しい商材の場合、中長期的な提供は難しいでしょう。期間限定のネットショップであれば問題ありませんが、長く続けたいのであれば安定した供給が大前提になります。

このように、何を売りたいのかはもちろんですが、どのように仕入れるのかも考慮する必要があります。

・コンセプト/ショップ名の決定

商材を決めたらコンセプトとショップ名を決めましょう。

まずはショップ名ですが、ネットショップの場合、通常のお店よりも気にしなければならないことがあります。それは他店と被らないことです。

なぜなら、評判が広がると店名で検索されるのですが、同じ名前の店名がある場合、どちらが自分のお店なのか客観的に判断されにくく、アクセスが分散してしまいます。

そのため、店名が思い浮かんだら一度インターネット上で検索をかけ、同じ店名が無いのかを確認しておきましょう。

また、あまりにも長い店名はユーザーが検索する際に手間となってしまいますのでこちらも控えましょう。ネットショップの場合、店名はあくまでも検索の際の有用性が重要です。実際の店舗であれば店名を目印にアクセスする利用者もいますが、ネットショップは実際に足を運ぶわけではありません。検索をかけてたどり着くことになりますので、検索しやすいよう配慮することが求められます。

また、コンセプトとは例えば「上質感を売りにしたい」「手軽に利用してもらいたい」といったものです。

上質感を売りにするのであれば安さを追求するのではなく、品質の良い物をラインナップする必要がありますし、安さで勝負するのであれば他店よりもとにかく安く商品を用意する必要があります。

コンセプトは、いわば自社のキャラクター・アイコンになると共に、途中での変更が難しいです。途中でコンセプトを変更すると、それまでに獲得したお客を全て逃すことになってしまいますので初期段階で慎重に決めましょう。

・ネットショップサービスの種類決定

これまでの商材、そしてコンセプトやショップ名の決定はあくまでも自分自身の中で決めるものです。また、まだ計画段階になりますのでいくらでも見直しが行えるのですが、ネットショップサービスの種類決定は「やっぱり辞めた」ができませんので、慎重に決める必要があります。

この点は、ネットショップのスタイルです。

例えば数十分もあれば簡単に登録・出品できるネットショップレンタルサービスを利用するのか、自分でサーバーを用意し、かつお店のデザインも自分自身で作るのか、あるいは自社運用を業者に依頼するのか等、ネットショップの運営業態の選択肢も多種多様です。

ネットショップが増えている理由の一つとして、レンタルネットショップサービスが増えている点が挙げられます。BASEに代表されるように、初期費用もかけず、さらにはメールアドレスさえあればテンプレートを選択肢、写真をアップロードするだけで気軽にネットショップ開業から出品まで可能なサービスも登場しています。

そのため、まずは気軽にと考えるのも良いのですが、テンプレートを選ぶだけの場合、あくまでも業者の選んだテンプレートから選ばなければなりませんので自由度は低いです。

自社ですべてとなれば自由度は高いですが、その分リソースが必要になります。これらを踏まえ、自社にとって適した運用方法が可能なスタイルを探しましょう。

・配送方法を決定

ネットショップはスマートフォンから簡単に商品を購入できる点がメリットではありますが、購入された商品を配送しなければなりません。実際の店舗での買い物の場合、基本的には購入者が自ら持ち帰りますが、ネットショップの場合、基本的に配送してもらうことになります。

実はこの点はネットショップ開業の大きなテーマです。

なぜなら、販売者側は商品代金と送料は別だと思っていても、商品購入者は「総額」で考えます。

一例として、安さを売りにしたネットショップを開業し、実店舗よりも安い価格で販売しているとしても送料を加算した総額が高くなってしまうようであれば、店舗で購入した方が得です。

どのようにお客の元にまで届けるのかが、如何に大切なことだと分かるのではないでしょうか。また、費用はもちろんですが品質の低い運送業者に依頼した場合、商品が破損したりあるいは遅延が多いようでは配送業者の責任であっても自店の評判を下げてしまいますので、どのように商品を届けるのかもまた、しっかりと考えるべき部分です。

ネットショップ開業の成功ポイント

上記の流れに沿えばネットショップ開業そのものは決して高いハードルではありません。

しかしネットショップの開業が最終目的ではないはずです。ネットショップを開業する目的は、ネットショップを成功させるためのはずです。

決して慈善事業で、赤字を出すためにネットショップを開業する訳ではないはずです。

ではネットショップを開業して成功させるためには何が必要なのか、その点を掘り下げてみましょう。

・集客施策の徹底

これまで様々な点から、実際の店舗との違いに触れてきましたが、ネットショップと実店舗双方に共通していることがあります。

それは、「集客」です。

実店舗の場合は足を運んでもらうこと、ネットショップの場合はアクセスしてもらうことと、方法論こそ異なりますが基本的にはお店である以上、お客を集めてこそです。

ネットショップの集客方法として、手っ取り早いのは広告ですが、広告も競合が多く、かつ費用が掛かります。それでも広告媒体も増えていますので、先に決めたコンセプトに基づき、想定しているターゲットに訴求できる形での広告を打つのは効果的です。

例えば若年層をターゲットにするのであればリスティング広告よりもinstagramやTiktokに広告を打った方が断然訴求力が高いでしょう。広告という手法ではなく、インフルエンサーにするのも手です。

一方、比較的年配層に訴求するのであればSNSよりもGoogle、あるいは口コミ等で訴求した方が良いでしょう。

・販促活動

販売促進の略である販促。

ネットショップの販促といえばD2Cに代表されるダイレクトマーケティングです。

例えば購入者が購入時に記入したメールアドレスにメールを送信したり、あるいは運用しているSNSでコメントを残したりなど、広告とはまた違った形で消費者に訴求し、消費を刺激します。

期間限定で安くしたいり、あるいは特典をといった一般的な手法もありますし、販促に関してはアイディア次第で様々な方法があります。

手法は自由ですが、顧客に不快を与えることなく、自社をアピールすることを念頭にいろいろとアイディアを出し、実践してみましょう。

まとめ

D2C 決定権

ネットショップ開業までの流れ、そして成功するためのポイントについてを解説しました。

ネットショップは開業だけであれば決して難しいものではありません。

しかし、成功を目指すのであれば考えなければならないことが多々あります。ネットショップ開業は赤字のためではなく、成功のためのはずですので、成功のポイントを押さえ、成功目指していろいろと施策を打ち出してみましょう。