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雑貨の商品開発とは?雑貨における商品開発のプロセスを紹介

更新日:2021年12月24日

 

雑貨の商品開発とはどういった業務を行っているか把握している方は多くないといえるでしょう。商品開発の業務やプロセスを把握しておくことで、ビジネスチャンスをつかむヒントを得ることが可能です。モノづくりに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

商品開発とは?

商品開発とは、商品や製品を開発すること、またはその業務のことを指します。

商品は形になるまでは、市場調査や競合他社の分析などの情報を基に作成された、仕様書や企画書など、具現化したイメージやアイデアの集まりでしかありません。

商品開発は、情報収集を基に作成されたイメージやアイデアを、商品として消費者に分かりやすく形にする仕事です。

イメージやアイデアを具現化できなければ、商品として販売することができないため、商品開発の業務が無ければ、事業として完成しないといえます。

商品企画と商品開発の違いとは?

商品開発と商品企画の違いとして、商品企画の業務内容を紹介します。

商品企画とは、市場調査・競合他社・業界のシェア。顧客ニーズの把握などの情報収集を行い、集めた情報を基に商品の企画を提案する業務です。

商品開発と商品企画の違いはというと、「どのような商品にするかイメージやアイデアを形にするのが商品企画」「商品企画が形にしたイメージやアイデアを実際に商品化するのが商品開発」です。

似たような業務でありながら、商品企画無しでは商品開発は行われず、商品企画だけでは商品開発が行われないため、混同しやすくなってしまいますが、しっかりと理解しておきましょう。

商品開発 商品企画

 

雑貨の商品開発のプロセスを分かりやすく5ステップでご紹介!

雑貨の商品開発に至るまでのプロセスを、分かりやすくすると5ステップで行われます。

 

  • ターゲットを決めてニーズを明確に
  •  企画の要は商品コンセプト
  • コンセプトに合わせた本質を伝えるデザイン
  • プロモーションの計画を立てる
  • プロモーション後の効果検討

 

どれも商品開発の業務を形成する重要な業務であるため、一つ一つしっかりと順序を把握しておきましょう。

 

ターゲットを決めてニーズを明確に

商品開発では、ターゲットを決めてニーズを明確にする必要があります。

現在の雑貨業界は多種多様な企業が参入しており、高品質な製品を前提として、さまざまなコンセプトをもった雑貨ブランドが溢れています。

そのため、雑貨の種類が飽和しており、代替できる商品が存在しているのが現状です。

ターゲットを決めてニーズを明確化させることにより、「誰の」「何のための」商品なのかを自分たちで把握しておくことが重要です。

自分たちが得意とすることや現在のコアユーザー層など情報収集を行い、開発・企画・販売チームと共通認識を形成してくことが重要です。

企画の要は商品コンセプト

ターゲットを決めてニーズを明確化したら、商品コンセプトを作っていきましょう。

商品のコンセプトは、ターゲットとニーズで定めた「誰の」「何のための」商品なのか、消費者に分かりやすく訴求する部分です。

ターゲットとニーズに合致した消費者に、商品を通じてコンセプトを伝えることができれば、多種多様な雑貨の中でも消費者にとって唯一無二の商品になり得ます。

反対に、商品コンセプトが複雑で分かりづらくなってしまうと、ターゲットとニーズとして定めている消費者を逃す結果になりかねません。

商品コンセプトは企画の要であり、商品の売れ行きを左右する重要な要素ですので、ターゲットに伝わりやすくするとよいでしょう。

コンセプトに合わせた本質を伝えるデザイン

実際にコンセプトを消費者に訴求する方法は、デザインで伝える他ありません。

デザインには、パッケージの第一印象だけでなく、サイズや形、色などさまざまな要素で構成されます。

客観的な視点を持ちながらターゲットとニーズに伝わりやすいデザインになっているのか、話し合いながら吟味しましょう。

理想をいえば、手に取ってもらいやすいデザインにするべきですが、はっきりいって販売してみなければ、デザインで商品コンセプトが伝わるかどうかはわかりません。

なるべく工数を減らし、全体的なデザインで商品の本質を直感的に捉えたデザインになっているか確認しながら進めましょう。

プロモーションの計画を立てる

雑貨商品のデザインが決まったら、プロモーション計画を立てていきましょう。

プロモーションの目的は、ターゲットとして定めた消費者に商品を認知してもらい、購入を促すことです。

代表的なプロモーションの方法は下記4つです。

 

【試用手法】

試供品の提供やモニタリングを通して、消費者に雑貨商品の体験をしてもらう

 

【プレミアム手法】

購入特典や応募による抽選を行い、追加でサービスを付与する

 

【プライス手法】

商品の増量や特化価格など、商品の単価を落とし、お得感を与える

 

【制度手法】

ポイント贈呈や配送サービスなど、全体的な満足感を底上げする

 

雑貨商品のコンセプトにあわせたプロモーション方法を選定し、適切なアプローチで消費者に訴求しましょう。

 

商品開発 プロセス

 

プロモーション後の効果検討

コンセプトにあったプロモーションを行った後は、効果の検討を行いましょう。

具体的な指針となるのは販売数です。

販売数が低い原因として、商品やプロモーションを通じてコンセプトを伝えることができたかどうかを判断する必要があります。

実際に商品を購入した消費者にアンケートをとったり、可能であれば購入しなかった人にインタビューを行ったりと、販売数が伸びなかった理由を解明して、次のプロモーションにつなげましょう。

また、販売数が伸びた場合の効果検討も重要です。

雑貨商品のコンセプトが伝わった理由は、デザインなのか、プロモーション手法によるものなのかなど、細かく分析を行いましょう。

売上が伸びた理由を分析することで、より売上を伸ばす改善点の発見や新商品販売のヒントを蓄積しておくことで、よりスムーズな事業運営につながるといえます。

しかし、最も重要といえるのは、コンセプトを一貫させることです。

ターゲットやニーズを含め、コンセプトが右往左往してしまっては、せっかく獲得した消費者を離れさせる要因になります。

雑貨ブランドのファンとして、固定させるために、コンセプトの一貫性に気を付けながらプロモーションを行っていきましょう。

クラウドファンディングによる商品開発の事例を紹介!

クラウドファンディングによる雑貨商品の開発事例を2つ紹介します。

 

  • JVCケンウッド
  • デジレクト(タカラトミーと協業)

 

自社商品の開発で何を気を付けるべきなのか、どのようにコンセプトを伝えるかなど、事例を知っておくことで、さまざまなヒントを得ることができます。

それぞれ詳しく解説していますので、これから雑貨事業をスタートさせる方や雑貨事業発展のヒントを探してる方は、ぜひ参考にしてくださいませ。

 

JVCケンウッド

JVCケンウッド

※画像引用元:JVCケンウッド公式HP

 

JVCケンウッドは、周りの音が聞こえるイヤホンを開発したオーディオ機器メーカーです。

現在、イヤホンの主流といえる商品は、周りの音が聞こえなくなるノイズキャンセリングイヤホンであり、JVCケンウッドの発売した商品は真逆のコンセプトを持っています。

周りが聞こえることで、音楽を演奏する人や生活の中に音楽を取り入れたい人をターゲットにし、主流製品とは違うターゲットに商品の訴求を可能にしました。

一人で音楽を楽しむ人以外のニーズを集めた結果、クラウドファンディングで資金調達に成功し、現在でも人気商品として販売が続けられています。

デジレクト(タカラトミーと協業)

デジレクト

※画像引用元:デジレクト公式HP

 

デジレクトは、薬を飲むシニアに向けて「喋るお薬箱」をコンセプトにしたスマイルメディくんを開発しました。

お年寄りの医薬品に関する問題として、薬を飲み忘れる(怠薬)や薬の飲み残し(残薬)といった問題が発生している社会問題をふまえて開発されました。

スマイルメディくんに薬を収納し、飲む時間を設定しておけば声で薬を飲むタイミングを教えてくれるため、怠薬や残薬を解消してくれます。

介護の負担を減らしてくれるため、高齢の親を持つ息子や娘から指示を集め、クラウドファンディングに成功しました。

まとめ

商品開発とは、商品や製品を開発すること、またはその業務のことを指しています。

企画段階で作成されたイメージを、商品化するため、販売を行う事業にとって最も重要な業務の一つといえます。

雑貨商品を開発するためには、下記5ステップが必要です。

 

  • ターゲットを決めてニーズを明確に
  •  企画の要は商品コンセプト
  • コンセプトに合わせた本質を伝えるデザイン
  • プロモーションの計画を立てる
  • プロモーション後の効果検討

 

重要なことは、コンセプトの一貫性を保つことであり、消費者にコンセプトを分かりやすく伝えられたかどうか検討しましょう。

開発した雑貨商品のコンセプトを伝えた企業の参考として下記2社を取り上げました。

 

  • JVCケンウッド
  • デジレクト(タカラトミーと協業)

 

独創的なアイデアとターゲット・ニーズに沿ったコンセプトによって注目を集めたこの事例は、多くの雑貨企業参考になる発想といえるでしょう。

 

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