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【飲料品の商品開発に携わる方法とは?】商品開発の進め方や成功事例をご紹介

更新日:2021年12月24日

 

飲料品の商品開発・企画は、事業の売上の根幹に関わる業務であり、人気の高い職業といえます。本記事では、飲料品の商品開発・企画の仕事内容や必要なスキル・資格について詳しく解説しています。また飲料品の新規事業を始めようとしている方にもおすすめの記事です。

商品開発・企画(飲料品)の概要や仕事内容について

飲料品における商品開発・企画は、私たちの目的にあわせた商品を展開してくれています。

飲料品の商品開発・企画を通して、達成したい目標や成し遂げたい理念など、メーカーや新規事業で関わりたい方も多いのではないでしょうか。

飲料品の商品開発・企画の概要や仕事内容について、分かりやすく紹介します。

商品開発・企画(飲料品)とは

飲料品における商品開発・企画とは、ハロウィンやクリスマスなどのテーマや春や秋など、季節に沿った新しい飲料品を新商品として提案を行い、試作をしながら販売に向けてさまざまな業務をこなします。

また、飲料品の開発・企画は、顧客ニーズや時代の変化に応じて、日々改善・改良が求められます。

近年の、食への健康意識の高まりは目を見張るものがあり、味や香りといった品質そのものではなく、健康や環境への配慮などの付加価値も重視されています。

飲料品の商品企画・開発は、こうした背景を踏まえ、消費者のニーズにマッチする商品を日々企画し生み出されていることを覚えておきましょう。

商品開発 企画

 

商品開発・企画(飲料品)の仕事内容とは

飲料品における商品開発・企画の仕事内容は、多岐にわたりますが多くの場合、「商品企画」と「商品開発」の2つに分かれます。

商品企画の主な仕事内容は、情報収集とマーケティング業務です。

情報収集は、市場規模・競合他社・シェア算定など、目標売上額の大まかな予想を決定する要素を集めます。

場合によっては、他社商品の分析や飲料品を実際に飲んでみるなどして、情報収集を行うこともあるでしょう。

情報収集と同時に販売戦略を組み立てて行き、販売を行っている部署(広報部や営業部など)と商品を販売するか、どのように販売していくか、集めた情報を基に打ち合わせを重ねていきます。

一方で、商品開発の主な仕事内容は、商品企画が提出する企画書をもとにした商品試作です。

飲料品の味や香りなど飲料品を構成する要素はもちろん、成分の配合や原材料などのコストを調整しながら試作を進めます。

また、商品の企画を行った担当者と、商品の企画時と試作した商品の課題や問題点などの共有する事項のミーティングを行います。

試作品に問題が無ければ、飲料品の販売に移りましょう。また新商品だけでなく、既存の飲料品であってもここまでの流れは変わりません。

商品の企画と開発は、さまざまな部署と関わりながら、商品の販売に向けて試行錯誤する仕事内容といって差支えないでしょう。

商品開発・企画(飲料品)になる方法とは?

飲料品の商品開発・企画として勤務するために、必要な学歴や資格は必要ありません。

飲料品を取り扱う会社に就職活動を行い、商品開発部、あるいは商品企画部に配属されれば、誰でも商品開発・企画になることができます。

しかし、商品開発においては乳酸飲料を開発している企業の中には、就労条件として理系大卒以上・バイオ分野での研究開発経験・HPLC、GC等の分析機器を用いた成分の分析を必要とする企業もあります。

そのため、食品学・栄養学・化学など、身体に関わる研究経験がある方や、栄養士や調理系の専門学校卒業者などは、採用されやすいといえるでしょう。

一方で、商品企画は競合分析や市場調査など、主にデータ管理・分析を行う業務なので、特別な学歴など必要ないです。

商品企画 飲料

 

商品開発・企画(飲料品)に向いている人はどんな人?

飲料品の商品開発・企画に向いている人はどのようなタイプか把握しておきましょう。

飲料品の企画や開発は、人気の高い業種でありためか、理想と現実にギャップを生じる方も少なくありません。

飲料品の商品開発・企画に向いてる人を把握しておき、自分は働けるのか、どうすればさらに成果を上げられるのか、見ていきましょう。

商品開発・企画(飲料品)に求められる資格

飲料品の商品開発・企画の業務を行うにあたり、必須となる資格はありません。また、必要となる試験もないため、新規として参入する障壁は低いといえます。

一方で、関連する資格に日本商品開発士会が認定する民間資格「商品プランナー」があります。

この資格は、商品の企画やマーケティング、プレゼンなどの知識を測る内容となっており、おおよその合格率が75%以上であるため、取得しやすい資格ながら、役立つ知識を得られるでしょう。

飲料品の開発に携わる場合は、「栄養士」「管理栄養士」の資格があると、実務の幅が広げられるためおすすめといえます。

特に近年になってから健康志向が高まりを見せており、栄養に関する知識は飲料の開発に役立てられるからです。

求められる資格は以上の通りですが、必須となる資格はないため、経験や実務で保管することが可能です。

商品開発・企画(飲料品)に求められるスキル

飲料品の商品開発・企画では、経験や実務などによる提案力やマーケティング力が最も重要といえます。

適切な情報を吟味する収集力を活用し、市場の動向を把握しておくことが、顧客のニーズに沿った商品開発・企画につながります。

提案力やマーケティング力は、客観的な事実に基づいた疑問を数字や事例で具体性を持たせることで成長します。

日々の生活の中で浮かんだ疑問を、数字や事例を集めて解決に導いてみましょう。

また、提案力やマーケティング力だけでは、改善案のレパートリーが増えない懸念点があります。

そのため、飲料品の商品開発・企画では、発想力も同時に求められています。

データや事実に基づいた改善は当然大切ですが、長期化するにつれて似たような商品になる可能性があり、消費者に飽きられてしまう可能性があるためです。

オリジナリティや斬新さのある、独創的なアイデアや提案を行うためには、発想力が重要です。

発想力で独創的なアイデアを生み出し、提案力・マーケティング力でその商品の需要を図るなど、うまく組み合わせて使うことが何より重要といえるでしょう。

商品開発 事例

 

商品開発・企画(飲料品)の成功事例をご紹介

飲料品における商品開発・企画の成功事例を2つ紹介します。

 

  • 午後の紅茶
  • いろはす

 

飲料品は、競合他社が多いですが、その分顧客ニーズが分散しているのが特徴です。

自社が狙っている飲料品市場の競合他社と差別化を図ったり、新商品開発のヒントになる可能性があったりと、成功事例を通して多くのことを学べるので、しっかると理解していきましょう。

 

「午後の紅茶」日本に紅茶文化を根づかせたい

午後の紅茶は、キリンビバレッジ株式会社が企画・開発した紅茶飲料ブランドです。

日本初のペットボトル入り紅茶飲料として販売されましたが、紅茶を飲む習慣が日本にはないため、売れ行きが悪い状態をさまよっていました。

また、同社のサプリをはじめ、ビタミンやカルシウムなど、健康志向の飲み物が増えてきたこともあり、競合他社に埋もれる寸前にまで至りました。

しかし、ユーザーとのコミュニケーションを通じて「紅茶は砂糖が入っていて甘いので、飲むのに抵抗がある」との声が届いた背景があります。

そこで「紅茶は、カロリーは高くなく、脂肪分も入っていない」ことをユーザーに訴求した結果、ヘルシーな飲み物として愛されるに至ります。

2021年12月現在、「午後の紅茶ブランド」は35周年を記録しており、多くの日本国民から愛されている商品に昇り詰めました。

消費者とのコミュニケーションを通じて、飲料品のニーズと誤解に気付き、適切なマーケティング施策が生んだ成功例といえます。

 

「いろはす」競争厳しいミネラルウォーター市場、「環境」で差別化

いろはすは、日本コカ・コーラ株式会社が企画・開発したミネラルウォーターです。

2009年5月に発売したいろはすは、同社が販売していたミネラルウォーター「森の水だより」「アクアセラピーミナクア」の顧客データ分析によって、まだ国内市場が残っていると判断され販売に至りました。

また、2009年は環境問題に関心を向ける国民が多くいたこともあり、話題性として「環境問題に配慮したミネラルウォーター」が環境問題に取り組む一歩として提示しました。

すると瞬く間にミネラルウォーター市場を席巻し、新しさを生みにくい「水」での販売戦略の事例として、マーケティング業界を含めて注目を集めた背景があります。

どうやって商品をヒットさせるかに着目して、社会で関心が高いワードに結びつけることで、話題性を確保することは非常に大切といえるでしょう。

まとめ

飲料品における商品開発・企画は、身近で販売されている商品で常に行われています。

身近な商品だからこそ、ハロウィンやクリスマスなどのテーマや春や秋など、季節に沿った新しい飲料品を新商品として提案しています。

また、試作をしながら販売に向けて、マーケティングや情報収集など、さまざまな業務を行います。

飲料品における商品開発・企画をする業務に就くために必要な資格はありません。

ただし、栄養学やバイオ分野での知識は優遇している企業が多いため、覚えておくとよいでしょう。

また、「午後の紅茶」と「いろはす」がなぜ成功したのか、事例を通して自社商品開発や企画のヒントになれば幸いです。

 

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