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新規事業を立ち上げるのに必要な知識とは?新規事業の成功率を高める考え方

更新日:2022年1月4日

 

新規事業を開始するにあたっては様々な点を考慮しなければなりません。成功するか、あるいは失敗するかはどのような形で新規事業に取り組むかです。

そこで、新規事業を立ち上げるにあたって必要なプロセス、さらにはより成功率を高めるためのビジネスフレームワークをご紹介しましょう。

 

新規事業とは?

新規事業とは、その名称が示すように新しく取り掛かる事業を指します。

しかし、「新しく」とは様々です。例えばそれまでとは異なるジャンルに進出するのであれば紛れもなく新規事業になりますが、同じジャンルではあっても異なるプロジェクトを立ち上げる場合も新規事業と定義するケースもあります。いわば、「会社にとって」の新しい事業へのチャレンジが新規事業です。

新規事業は、それまでのノウハウを投入できる一方で、まったく異なる市場へのチャレンジとなることから成功が保障されていません。それまでと同じジャンルであれば、培った信頼感である程度の支持を集めることができますが、新規事業の場合、まだまだ支持が未知数です。

成功することでそれまでにはない利益や名声、新規顧客など様々なメリットを得られる一方で、成功するとは限りません。

いわばリスクを伴うものだからこそ、新規事業にチャレンジするよりも、腰を据えて既存事業に取り組む企業もあります。

しかし、既にこれまでの市場が頭打ちとなっている場合、あるいはジリ貧でやがては衰退することが目に見えている場合など、新規事業にチャレンジせざるを得ないシチュエーションもあります。

 

新規事業 プロセス

 

新規事業に必須な6つのプロセス

新規事業には6つのプロセスが必須とされています。

新規事業にチャレンジするのであれば、これから紹介する6つのプロセスの理解・実践が求められます。

 

顧客や自分の「課題」を見つける

新規事業にあたって、自社と顧客の課題の抽出が必要です。

自社の課題はもちろんですが、顧客の課題がなぜ必要なのかといえば、顧客にとって課題を改善するサービスを提供することこそ、重要だからです。顧客の改善点は顧客の潜在的なニーズだと考えることができますので自社の課題だけではなく、顧客の課題も併せて発見することこそ、新規事業を成功させる鍵となります。

どのような事業であれ、顧客からの支持を得てこそです。ではその顧客が何を求めているのかといえば、業態に関わらず、自社をより良いものにと考えています。その具体的手法を新規事業で提案できれば、顧客にとってはプラスになる事業となりますので、支持を得られることでしょう。

そして、その事業を提供することができるのかは、自社の課題次第です。

顧客の課題を見つけても、課題を解決するためのサービスを提供できる環境があるのか。その環境を用意できるのか等、課題を見つけ、改善することが求められます。

 

事業ドメインを決定する

事業ドメインとは、経営戦略の一環です。

誰に、何を、どのように展開・提供するのかが事業ドメインの根幹となります。どのようなジャンルでの新規事業にせよ、ビジネスである以上需要と供給のバランスが重要です。

顧客の課題を見つけたら、顧客に対して何を、どのようにして展開するのかを決めることが事業ドメインとなります。

事業ドメインは会社としての方針にもなりますので大切な部分ですし、従業員がいる場合、事業ドメインに基いて動くことになります。会社としての根幹となるものなので、事業ドメインは重要です。

もしもですが、事業ドメインが定まらないまま新規事業にチャレンジしても、従業員とて何を根幹にすべきなのかが分かりませんので、効率化もままなりません。

事業ドメインを定義することは、顧客、商品、競争相手が決まるなど、対外的な面だけではなく、自社のスタッフの意識を揃えるなど体内的な面もあります。

 

理念・ビジョンを明確にする

理念やビジョンもまた、重要です。

なぜなら、新規事業にチャレンジすることで、どのようなビジョンを描いているのかは会社としての成長、従業員のモチベーションを左右します。

そのビジョンの根底にある、行動指針が理念になります。どのような理念の下、ビジョンを遂行するのかが新規事業のチャレンジそのものです。そのため、従業員に受け入れられる理念やビジョンが求められます。

どのような理念やビジョンを掲げるのも自由ですが、実際に理念やビジョンに沿って活動するのは従業員です。一人だけで活動しているのであれば他に人間はいませんので、自分自身が納得できる理念・ビジョンで良いでしょう。しかし他にも従業員がいる場合、理念やビジョンに基づいて動くのは自分だけではありません。

実際に動く社員・従業員が理解・許容できるのか、そして実践できるのか。この点を踏まえての理念・ビジョンの選定、そして明確化が求められます。

 

「市場性」と「事業性」を見極める

市場性とはマーケットです。どのような需要があるのか、既にどのような事業者が展開しているのか、市場規模、顧客層といったものです。

事業性とは、その市場で自社がビジネスを展開できるのかです。

この二つの特性を理解することが大切です。市場の理解、そしてその市場で自社がどのような立ち回りが可能なのかを見極めることが大切です。

新規事業を行うとして、果たして市場で採算を取れるのかという問題があります。新規事業は立ち上げることが目的ではないはずです。

立ち上げ、成功させることが目的なはずです。

そのためには市場の理解、事業の見込み。それらが大切です。

勝機がある市場なのか、そこで安定して商品・サービスを供給できる環境なのか。市場性と事業性それぞれを見極めることもまた、新規事業の成功に欠かせません。

ビジネスチャンスのある市場だとしても、自社の事業性が低ければ成功は難しいですし、事業性に関して問題ないとしても、市場規模が小さいものでは、利益は期待できません。

双方揃ってこそ、成功が見えます。

 

製品・サービス作りに必要な環境を整える

製品やサービスを作るために必要な環境もまた、新規事業の成功のポイントです。

安定して製品・サービスを供給できなければ、需要に応えることができないだけではなく、ビジネスチャンスを潰してしまうことにもなりかねませんが、環境とは施設だけではなく、人的環境も含まれます。

人材の確保もまた、必要環境の一環です。人数、あるいはスキル等、提供する製品・サービスによって異なりますが、これらの環境を整えなければ、安定した供給ができませんので、新規事業を成功させることはできません。

 

具体的な行動計画を立てる

より具体的な行動計画も重要です。

おぼろげな、抽象的な計画ではなく、具体性が求められます。何をすべきなのか、計画が具体的であればあるほど、従業員・スタッフは何をすべきなのか明確です。しかし具体性に欠く場合、何をすべきなのか分かりません。また、具体的な行動計画を実行できた際には従業員・スタッフのモチベーションは高まります。

新規事業を成功させるためには、小さい成功の積み重ねが大切ですが、小さい成功は具体的な行動計画を実践できるか否かです。

新規事業成功のためには従業員・スタッフのモチベーションも重要な部分です。モチベーションをより高めるためにも、具体的な行動計画を立て、実践・達成を目指しましょう。

 

新規事業 フレームワーク

 

成功率を高める為に知っておきたいビジネスフレームワークをご紹介

新規事業は必ず成功するとは限りません。

しかし、取り組み次第で成功率は高まります。そこで成功率を高めるためにはフレームワークが大切です。

フレームワークとは従業員・スタッフに共通させる考え方や問題提起

等、社内の共通認識ですが、様々な種類が登場しています。

そこで、新規事業成功に向いているフレームワークをいくつかご紹介しましょう。

 

MVV

MVVとはMission Vision Valueの頭文字から名付けられたフレームワークです。

存在意義を現すMission、ありたい姿を意味するVision、そして行動指針となるValue。

この3つを順番に策定したものです。

なぜ企業が存在するのか、そのための行動指針や戦略、さらには価値観。これらを現したものです。

新規事業の場合、商品・サービスを提供して利益を得るだけではなく、事業としての存在価値のアピールも大切です。

そこで大きなMissionを掲げ、Missionを実現するためのVisionやValueを策定することで、何をすべきなのかが大まかに見えてくることでしょう。

 

3C分析

3C分析とは、市場や顧客を意味するCustomer、競合を意味するCompetior、自社を意味するCompanyの3つのCから続く言葉を表したフレームワークです。

これら3つを分析することで、新規事業の勝算が見えてきます。市場や環境は先に説明した市場性と似た部分です。

業界の市場規模や成長性、顧客のニーズや消費行動・購買行動を把握するだけではなく、既にその市場をターゲットにしている競合がどのような存在なのか。

さらには自社がその市場で何ができるのか。これらの分析が3C分析です。3C分析のポイントは、希望的観測で行うものではなく、あくまでも事実を集める点にあります。ともすれば自社にとって悲観的な情報かもしれませんが、客観的な事実でなければ分析の精度は落ちます。

また、自らの足で情報を集めることも大切です。ネットでの情報収集も大切ではありますが、ネットだけですべての情報を集められる訳ではありません。

むしろ深い情報は、ネットではなく自らの足でなければなかなか調べられないものなので、机の上だけで調査するのではなく、自らの足を使い、直接市場や顧客を調べることが3C分析の肝です。

 

VRIO分析

VRIO分析は自社の分析方法のフレームワークです。

その点では、VRIO分析は3C分析の補完的案フレームワークだと考えることができます。

自社を分析する際、

 

  • Value(経済価値)
  • Rarity(希少価値)
  • Inimitability(模倣困難性)
  • Organization(組織)

 

の4つの確度からの分析を行うフレームワークです。

どのような経済的・希少的価値があるのかや、簡単に真似されてしま

うものなのか、どのような組織なのか。

これらが分析できます。

この中でもVRIO分析独特のものがInimitabilityです。日本語にすると模倣困難性となりますが、これは製品やサービスに対してだけではなく、企業全般に対してです。例えば歴史のある企業であれば永井実績がありますので、簡単には模倣できません。

また、経営資源の仕組みが複雑であればあるほど、模倣されることができない、つまりはオリジナリティがあり、武器になると考えることができます。

 

リーンスタートアップ

 

まとめ

新規事業立ち上げを成功させるためのポイントについて解説させていただきました。

新規事業は立ち上げるだけであれば決して難しくありませんが、成功させることは大変です。

しかし成功させるためのポイントがいくつかありますので、それらを理解・実践することで、新規事業の成功の可能性が高まります。

事業は成功させてこそです。

立ち上げだけに満足するのではなく、成功させるためのポイントを踏まえ、成功のために様々な施策を打ち出してみましょう。

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