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D2Cビジネス情報
2023.2.9
【新規立ち上げ】化粧品OEMを始める方法とOEM生産の費用
化粧品 OEM

化粧品OEM業界は、他のOEM業界と比べて専門性が広く分かれている業界です。そのため新規参入をする企業が少ないですが、市場規模は年々増加の一途を辿っています。

本記事では化粧品OEMを始める方法やOEM生産にかかる費用、工程、集客方法など、化粧品OEMを始めるに当たって必要な様々な情報をご紹介しています。

OEMを始めたい事業者様、化粧品OEMに興味のある事業主様はぜひ最後までご覧ください!

化粧品 委託

化粧品OEMとは?

そもそもOEMとはOriginal Equipment Manufacturingを略した言葉で、他社ブランドの製品を製造することや会社を表します。

ですので化粧品OEMとは、他社製の化粧品を製造すること、または他社製の化粧品を製造する企業のことを意味します。

化粧品を製造するには、製造設備を用意するだけでなく所定の行政機関から製造業許可書を発行しなければなりません。

具体的には製造所の構造設備が、厚生労働省令で定める基準(=「薬局等構造設備基準」)に適合している必要があり、<一般区分><包装等区分>の異なる2種類の区分を選択し、構造設備要件を満たした設備であることを証明する必要があります。

しかし、構造設備要件を満たしている企業に化粧品設備を委託(=化粧品OEM)することで、生産設備や製造許可がない場合でも、化粧品の販売を行えるようになります。

化粧品OEMの市場について

化粧品OEMメーカーは、ヘアケア商品・基礎化粧品・メイクアップ商品など、種類による専門性に特化している企業が多い業界です。

経済産業省が2021年7月30日に発表した「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」の、物販分野におけるBtoCEC事業の内訳によると、化粧品・医薬品の市場規模は2019年では約6,600億円。2020年においては7,800億円を超えています。

また、他の物販業界に比べてEC化率が低い傾向にあるため、新規参入事業が少ないことが予想され、競合他社の少ないブルーオーシャンであることが伺えます。

BtoCEC事業の内訳

出典:経済産業省 | 令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)

競合他社が増加を続けているEC事業で、新規事業の参入が比較的緩やかに増加していますが、商品が飽和しきる前の状態であるため、適切なマーケティング施策を行うことで、市場のニーズを独占できる可能性があり、新規参入におすすめの業界といえるでしょう。

化粧品OEM成功のための2つのポイント

化粧品OEMを成功させるために抑えておきたいポイントは2つあります。

OEM会社選び

化粧品OEMの会社選びは非常に重要です。

「OEMメーカー選び」でお伝えした通り、化粧品OEMは専門とする化粧品が設定されている場合があり、専門としていない化粧品は製造することができない可能性があります。

また、商品のクオリティはユーザーのブランドロイヤリティを高める要因ですので、妥協してはいけない部分です。

製造したい商品を専門で製造しており、実績や製造ノウハウを蓄積した化粧品OEMメーカーをしっかりと選定することが重要です。

マーケティング戦略をしっかりと練る

化粧品OEMメーカーを成功させるためには、マーケティング戦略を練る必要があります。

マーケティング戦略に大事なことは、ユーザーに最高の顧客体験を与えるためにどのような販売戦略を行っていくかをしっかり決め、ユーザーを集める方法としてどのようなマーケティング施策を有効かを考えるとよいでしょう。

化粧品OEMの始め方を解説

化粧品OEMを始めるためには、5つの準備を行う必要があります。

  • OEMメーカー選び
  • 製品企画
  • 製品開発
  • 販売体制の確立
  • 集客方法の決定

OEMメーカー選び

化粧品を販売することを決めたら、商品を製造する化粧品OEMメーカーを選びましょう。

そのため、自社で販売する商品の種類によって選ぶべき企業は大きく変わってくるため、メーカー選びの前に販売する商品の方向性をしっかりと定めておくことが重要です。

費用例として、1本あたりの化粧水の完成品はおよそ900円で製造でき、ロット数によって値段が異なります。ロット数が多ければ多いほど1本当たりの単価は下がるので、予算に余裕があるのであれば、一度に多くの依頼を行うことを視野に入れましょう。

D2C 始め方

製品企画

化粧品OEMメーカーに製造を依頼するには、コンセプトをしっかり固め、どういう消費者に向けてどういう悩みを解決してあげたいのか。そのために、どういった成分を使い肌にアプローチし、効果を出すのか。最終的にはどのようにプロモーションをするのかまでを基軸に製品企画を考えるとよいでしょう。

製品が開発され、納品が行われるには5つの手順が行われます。1つ1つ簡単に説明します。

打ち合わせ

打ち合わせでは、要望や仕様など商品についてさまざまな条件を明確に決める必要があります。製品の開発にある程度の期間を要するため、工程を減らすためにもしっかりとコミュニケーションをとることが重要です。

試作・サンプルチェック

打ち合わせでの内容を基に、試作のチェックを行います。商品の香りや色、使用感など意見があればこの段階で修正してもらい、納得がいくまで作り直してもらいましょう。

稼働・生産

サンプルチェックが完了したら、実際に生産を開始します。製造に関しては、OEMメーカーが受託してくれているため、納品後すぐに販売が開始できるよう生産が開始された段階で、販売に向けてスタートするとよいでしょう。

品質管理

出来上がった商品の品質管理を行います。納品する数量に問題はないか、香りや使用感に問題ははないかなど、チェック項目を細かく設けている化粧品OEM企業に依頼をすると安心です。

納品

品質チェックが完了次第、納品が行われます。化粧品OEMメーカーによっては、アフターフォローを行っているので、納品された商品に気になるところがあれば相談しましょう。

販売体制の確立

店舗とインターネットでどちらで販売を行うのかなど、維持コストや初期コストと相談しながら、販売体制を確立させましょう。

新規に事業を開始するのであれば、EC事業をおすすめします。店舗を用意する必要がなく、インターネットを中心に販売を行っているため、地域や国によって縛られることなく自由に販売を行えます。

また、初期コストをおさえたECサイトを活用することで、初期コストを抑えながらインターネットにアクセスする全てのユーザーに商品認知を広げられる可能性があるため、さまざまなマーケティング戦略を実施できます。

 

D2C 集客

集客方法の決定

集客方法を2つに分けてご紹介します。

検索エンジンからの集客(SEO対策)

狙いたいキーワードをサイト内の商品ページやお役立ち情報としてコンテンツ化することで、ユーザーにとって有益な情報(コンテンツ)があるサイトとして高評価を得て上位表示される期待が持てます。

専門的な知識・技術が要求され、短期から効果を実感することはできませんが、検索上位を獲得できれば、無料で長期的に集客が行える点が魅力です。

SNSの活用

SNSでの宣伝もECサイト事業においては効果的です。

商品認知を広げながら、商品を気になっているユーザーとコミュニケーションを行いながら、ニーズを探ることができますし、発信している情報がバズれば、売上を爆発的に伸ばすことができる可能性があります。

化粧品OEM解説:まとめ

化粧品OEMは、化粧品の種類によって専門性が高い企業が多くあるのが特徴です。

製造に必要な設備や手続きを行っているため、化粧品市場に新規参入したい方にとっては、パートナーとして企業として重要な役割を担ってくれるでしょう。

しかし、その分信頼できるパートナー企業選定はしっかりと行う必要があるほか、販売やマーケティングの戦略を、できる限り詳細に実行しましょう。

D2C FARM.では、OEM企業の選び方やD2C事業を成功させるために必要な情報を日々発信していますので、D2C事業を新規で始める方や事業を発展させたい方は、他の記事もあわせてご覧ください。