BUSINESS INFORMATION

D2Cビジネス情報
2022.11.9
個人でネットショップを開業する方法とは?失敗しない秘訣をご紹介!
D2C ステップ

 

ネットショップを個人で運営している人が増えています。かつて、「自分のお店を持つ」は、とてつもなく大きなハードルでした。しかしWEBの時代はネットショップは個人レベルでも簡単に持てるもので、サービスによってはものの数十分程度で開設できるほど。ハードルが低くなり、誰もが簡単に個人でネットショップを開設できるということは、競争が激しくなっていることを意味します。つまり、ネットショップを開設するだけではなく、成功に向けてのステップを描き、行動することも大切になります。

個人でネットショップを開業する簡単5ステップ

D2C 設営

個人でネットショップを開業するためのステップをご紹介します。

先にもお伝えしましたが、ネットショップの開業そのものは決して難しいものではありません。しかし、開業は決してゴールではないはずです。あくまでもゴールのためのプロセスのはずですので、ゴールを見据えて進めていきましょう。

・事業計画の立案

まずは事業計画です。

「事業計画」と聞くと大げさに聞こえてしまう人もいるかもしれません。そこまで大げさではなく、あくまでも軽い気持ちで、興味本位でネットショップを開業したいだけという人もいるかと思いますが、大まかな計画は大切です。

何を売るのか、売るものはどこで仕入れるのか。副業なのか本業なのか、運営するスタッフ、目指す利益額といった具合に、決めておくべきことは多々あります。

但し、まだまだ初めてなので分からないことも多いはず。

むしろあまりに現実味の無い目標ばかりを建ててしまうと、いざネットショップを開業した際、軌道修正の連続となってしまいますので、ここではまずは大まかにで良いので計画を立てておきましょう。

売上等に関しては初めて見なければ分からないものです。しかし本業なのか副業なのかや、何を売るのかといった点はある程度分かるのではないでしょうか。

分かっていることは明確に、分からないことはとりあえず大まかにといった具合で構いませんので、事業計画を立案しましょう。

事業計画は誰かに見せるものではなく、あくまでも自分自身で覚えて確認しておくためのものになりますが、いわば「道標」となるものです。

また、頭の中だけで組み立てるのではなく、実際にアウトプットすることで、客観的に見えてくることもありますので、まずは事業計画を立案しましょう。

・商品の仕入れ

ネットショップは基本的に商品を売る場所になりますので、売る物を仕入れなければなりません。

仕入れ方法に関しては売る物によって異なります。

例えば自ら製作したものを売りたいのであれば、仕入れではなく製作・製造にになりますが、セレクトショップであれば他から仕入れることになります。

極々当然の話ですが、仕入れ額に利益分を上乗せして販売することになりますので販売額まで含めて考えなければなりません。

ここでポイントとなるのが、継続性です。

もちろん事業計画次第ではありますが、継続して販売するものであれば、継続して仕入れなければなりません。仕入先は安定しているのか、信頼できるのか、倒産リスクはないのか。これらを考えなければなりませんし、自らで製作・製造する物を販売する場合、製作・製造ペースを踏まえて販売しなければなりません。

これらを改めてよく考えておきましょう。

・必要な届け出・許可の取得

ネットショップの開業は基本的に届出不要です。

しかし、扱う品目によって届出が必要なものがいくつかあります。

また、どこに届出を出すのかも異なります。

許可 届出機関 該当法律
食品 食品衛生法に基づく営業許可

食品衛生責任者

管轄の保健所 食品表示法

食品衛生法

中古品 古物商許可申請 管轄警察書  
化粧品 製造販売業許可

製造業許可

各都道府県薬務課 医薬品医療機器等法
酒類 酒類の販売業免許 所轄税務署 酒税法
医薬品

医療機器

製造販売業許可

製造業許可

各都道府県薬務課 薬事法

医薬品医療機器等法

ペット 動物取扱業 都道府県の動物保護センター 動物愛護管理法

ペットフード管理法

輸入品 関税手続き 税関

上記に該当する品目を扱ったネットショップをと考えている場合、該当届出・許可が必要になります。

例えば食品を販売するのであれば食品衛生法に基づく営業許可、そして食品衛生責任者が必要ですが、これは「食品」全てです。

手作りスイーツを販売するにせよ、食品を仕入れて販売するにせよ必要になります。そして許可・届出はネットショップに記載しなければなりません。

また、該当許可・資格はあくまでも該当する品目のみに有効です。例えば輸入したお酒や化粧品を販売するネットショップを運営するのであれば関税手続き、種類の販売業免許、製造販売業許可が必要になります。どれか一つだけ取得すればよいのではなく、対応した品目の届出が必要です。

・ネットショップの構築

ネットショップの構築、つまりWEB上にネットショップを作成する作業になります。

こちらに関しては方法は多々あります。

1から全てを作成するフルスクラッチ型、サーバー等だけ用意し、プログラムはWEB上で公開されているものを使用するオープンソース型、あるいはTVCMでも放映されているような簡単に作成できるレンタルネットショップなど様々です。

初期費用をかけたくないのであればレンタルタイプのネットショップが良いですし、初めから長期的な視野で考えるのであれば、フルスクラッチが良いのですが、実際に始めてみなければ分からない点も多々あることでしょう。

一方で、初期費用がかからないからと手始めにレンタルのネットショップで開始すると、成長した際、レンタルのネットショップでは不満が出てくる可能性が高いです。

レンタルネットショップは簡単にネットショップを開設できる点、初期費用がかからない点がメリットです。テンプレートを選び、写真をアップロードして値段を設定するだけで、ある程度本格的なネットショップが完成するのですが、あくまでもネットショップを提供している業者が用意しているテンプレートを選ぶだけです。

独自性を出したいとなれば不満が出てくるでしょう。

そのため、初期費用やハードルの低さだけで考えるのではなく、売上見込みや目指す方向性等からどのような形でネットショップを構築すべきなのかを考えましょう。

・個人事業主・開業届の提出

ネットショップの開業にあたって、個人事業主としての開業届けが必要になります。しかし、既に個人事業主として活動している方であれば不要です。

それまではサラリーマン等、雇われる側として働いていたものの、これから個人事業主として活動する方や、サラリーマンが副業で、個人でネットショップを開業する際に必要になります。

開業届を出すメリットは青色申告が可能になる点です。青色申告を選択するだけで65万円の青色申告控除となります。もしもですが、開業届を出さない場合には白色申告となり、青色申告控除を受けることはできません。

白色申告と青色申告は、フリーでも高品質の会計ソフトが利用できる現代社会では、さほど大きな違いはありません。

青色申告の方がより細かい申告となるのですが、会計ソフトを活用すれば青色申告も白色申告も数値を入力するだけです。それだけで65万円の控除となりますので、本業としてネットショップに取り組むのであれば、開業届は出した方が良いでしょう。

個人のネットショップで失敗しない秘訣とは?

個人でネットショップを開業するまでの流れを聞けば、さほど難しいものではないことが分かっていただけたのではないでしょうか。

しかし、先にもお伝えしましたがネットショップの開業は決して最終ゴールではないはずです。

開業し、利益を得ることこそ目的のはずです。

しかし、当初は成功を目指すというスタンスよりも、「失敗しない」というスタンスの方が良いでしょう。

大きな利益を狙うとなればある程度リスクを背負わなければなりませんので、まずは着実に、「失敗しない」を目指すことをお勧めします。

・集客は低予算でスタート

ネットショップも通常の店舗同様、人を集めてこそです。

如何に多くのアクセスを集めるのかが重要なので、集客に予算を割こうと考える人もいるかもしれませんが、当初は集客にはさほど予算を回す必要はありません。

集客は広告を打つなど、予算をかけることで大きな注目を集めることができるのですが、まだまだ商品数が出揃っていない時に費用をかけて集客しても「品揃えが少ない」「欲しい物がない」「あんまり見応えが無い」といった、ネガティブなイメージを持たれてしまう可能性が高いです。さらに、一度そのようなイメージを抱かれてしまうと、以降広告で集客を見込もうにも苦戦を強いられます。

それよりも、SNS等で自ら行える無料の集客で良いでしょう。

まずは身の丈に合った形での集客を行い、徐々に、そして着実にお客・売り上げを増やしていきましょう。むしろ当初は一人と一人と向き合い、着実にファンを増やした方が費用対効果は高いです。

更にお客は口コミを拡散します。下手な集客広告にお金を使うことなく、利用者を満足させることで集客を見込めます。より多くの在庫を抱え、利用者も増えてきた時にこそ予算をかけた集客を行い、より大きな利益を目指しましょう。

・在庫は最低限

先にもお伝えしましたが、まずは「成功」ではなく、「失敗しない」を目指した方が良いです。

では失敗とは何かと言えば、過剰在庫です。売れると思って仕入れたものが売れない。結果、仕入れに計上した費用が赤字になるのです。しかし、仕入れなければ売る物が無い。このジレンマは個人に限らず、ネットショップ開業初期に陥りやすいジレンマです。

この対策として、在庫は最低限にしましょう。過剰在庫を抱えるよりも、売り切れの方がリスクが低いです。むしろ近年の消費者の動向として、売り切れている物にこそ興味を持つ傾向にあります。「売り切れ」となると、「いつでも手に入るものではない」「人気がある」といった心理を抱きますので、ネットショップへの再訪の期待が高まります。

予算、そして消費者心理を踏まえ、ネットショップ開業当初は売り切れないように多くの在庫を抱えるよりも、売り切れを出しても良いので最低限の在庫で回した方が良いでしょう。

まとめ

D2C 本意

ネットショップを個人で開業するハードルは決して高くはありません。むしろ高くはないからこそ、多くの個人がネットショップを開業することで、既に「ネットショップを開業した」が、何らアドバンテージにならないほど、ありふれたものとなっています。

そのため、ネットショップで成功させるために、ネットショップを開業して満足するのではなく、失敗しないためのポイントを押さえ、徐々にネットショップを成長させていきましょう。