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D2Cビジネス情報
2022.6.15
【新規事業のアイデアとは?】新規事業のアイデアを考える方法と最新事例を紹介
D2C スタートアップ

 

新規事業のアイデアは身近なところから生まれます。身近なところから新規事業のアイデアを発想する方法を知っておくだけで、これから新規事業を始める方はスムーズに事業をスタートできます。また、生み出したアイデアを成功させるポイントも紹介しています。

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新規事業とは?

新規事業とは、新しい収益の仕組みを作ることです。

そもそも「会社」とは、企業を取り巻く環境・社会へ貢献する事業を行う組織であり、自社とその従業員を存続させるために利益を追及するため、収益を得る仕組みを作ることが必要不可欠です。

しかし、収益を得る仕組みを完成させたとしても、環境や社会の変化によって作った仕組みが機能しなる可能性があります。

そのため、新しく収益を得る仕組み作りである新規事業のアイデアは、自社の存続や社会貢献のために行い続けなくてはならないものといえるでしょう。

 

新規事業のアイデア発想方法3選をご紹介!

既に起業している方やこれから起業する方にとって、収益を得る原石であるアイデアを思いつくために長い時間がかかる場合があります。

そこで本記事では、新規事業のアイデアを生み出すヒントとなる方法を3つ紹介します。

既存事業の長所と短所を分析する

既存事業の長所と短所を分析することで、新規事業のアイデアが生まれる可能性が高まります。

既存事業が順調な時は、「なぜ順調に利益を得ることができているのか」を分析し、自社の長所や強みに気付くことができます。

また、「さらに売上を伸ばすためにはどうするべきか」を分析することで、自社の短所を発見することができ、解決方法が思わぬ利益を生み出すことだってあるでしょう。

既存事業を客観的な視点で見つめなおし、自社の長所・短所の分析を分析することができれば、新規事業のアイデアを生み出すヒントになります。

新たな付加価値を見いだす

新たな付加価値を見いだすことで、新しい価値を作り出すことにつながる可能性があります。

これまで価値が無かったと思われていた商品や取引が行われなかったサービスが事業の柱になります。

最も身近な例では、リサイクルショップやフリーマーケットです。他にも専業主婦による家事代行サービスやクリーニングのような自分にできることを販売する環境を整えた結果、幅広く認知されるサービスに発展したケースです。

日常生活の中にある不要だと思っているモノやあると便利そうなものを考え、それを求めている方がいないか見渡すことで、付加価値を見いだし新規事業につながるでしょう。

他社の成功例を真似る

他社の成功例を真似してみることで、新規事業のアイデアが浮かぶ可能性があります。

成功している企業が行っている事業をただ真似するだけでなく、成功した理由・改善点・自社の強みと合わせてみるなど、他社の成功例から多くの発想を生み出し、新規事業を行ってみましょう。

国内の成功例だけでなく海外の成功例など、広い視野を向けることでより多くの新規事業を生み出すチャンスに巡り合えるはずです。

国内・国外で成功した企業はこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

D2C アイデア

新規事業アイデアを成功させるためのポイント

アイデアによって生み出された新規事業を成功させるポイントは3つあります。

・経営理念を決める

・ロールモデルを決める

・事業を成功させるためのプロセスが大事

アイデアだけが先行して失敗しないためにも、新規事業として形を整えていくために必要なことですので、しっかりと理解しておきましょう。

経営理念を決める

経営理念は、事業の根幹を担う非常に重要な要素です

経営理念がない、あるいは経営理念が弱い新規事業では、会社や経営者の行動指針や社会に貢献する目的と新規事業の経営理念に大きな差異が生まれる可能性があります。

責任能力がない企業と思われるだけならまだしも、最悪の場合取り返しのつかない場合に発展し、新規事業どころではなくなる可能性さえあります。

経営理念をしっかりと決め、社会に貢献するための行動指針や規範をしっかりと定めておくだけで、上記の問題は回避できるでしょう。

また、経営理念に共感した仲間を集めることで、より多くの利益やアイデアの創造につながり、さらなる新規事業へと発展させる可能性があるといえます。

「どういった新規事業を行うか」は重要な要素ではありますが、経営理念を決めることは、成功させるために必要な要素であることは間違いありません。

ロールモデルを想定する

ビジネスにおいてロールモデルを想定することは必要不可欠な要素です。

ロールモデルとは、「自分の考えや行動など、理想的な自分に近づくための見本となる存在」のことを指します。

会社側でロールモデルを想定させてあげることで、働く従業員のキャリア形成を助けることとなり、組織全体の活性化や成長速度を高めることにつながります。

そのためにも、後輩や部下のロールモデルとなるベテラン社員の育成方法や、ベテラン社員の指示を的確に理解できる新入社員の育成方法を定めておきましょう。

段階に応じたロールモデルを想定しておくことで、個々のキャリアプラン形成や組織全体の育成方針がスムーズになり、新規事業の成功へとつながるでしょう。

事業を成功させるためのプロセス

新規事業を成功させるためのプロセスを構築することも大事な要素です。

新規事業としてアイデアを実現するには多くのプロセスを経過する必要があり、実際に利益を得るためには、経過するプロセスを順序良くこなす必要があるといっても過言ではありません。

また、プロセスを順序良く行ってもタイミングや社会情勢の変化によって、最初からやり直すことが正解の場合があります。

新規事業を成功させるには、事前に成功するためのプロセスを構築しておき、常に準備を行っておくことと、自社の市場における立ち位置を分析することが重要です。

これから新規事業を始めようと考えている方や新規事業を成功させたいと考えている方は、こちらの記事で新規事業のプロセスについて詳しく解説しております。あわせてご覧ください。

 

最新事例をご紹介

新規事業のアイデアを発想し、成功に導いた企業の最新情報として「株式会社スペイシー」の「SPACEE TAKEOUT」をご紹介致します。

社会の変化を読み取り、新しい付加価値を見いだした企業の成功事例を通じて、新しいアイデアを生み出すヒントになるかもしれません。

SPACEE TAKEOUT|株式会社スペイシー

株式会社スペイシー

(※画像出典元:株式会社スペイシー公式HP

株式会社スペイシーは、新型コロナウイルス感染拡大している社会情勢をうけて、新規事業を開始しました。

アプリ開発をメインで行っている同社は、テイクアウト需要の高まりを新規事業のチャンスと捉え、テイクアウトサービスを手軽に実現できるアプリとして、「SPACEE TAKEOUT」をリリースしました。

このサービスは、飲食店が運営している店舗とテイクアウトが可能な商品を登録することで、モバイルサイトが自動で生成される仕組みであり、簡単にテイクアウト商品を販売できるネットショップを作成が可能です。

また、ブログやSNSからURLやQRコードからアクセスが可能であり、顧客からの注文があればスマートフォンの通知で届く仕組みになっています。

注文された商品を顧客が受け取りに来なかったとしても、店側が損失を被るリスクが無いように配慮されているだけでなく、初期費用や販売手数料はかからず、売上金に対して5%のシステム手数料と、月に1回の送金手数料450円(決済が発生した月のみ)といった利用料金の安さで注目を集めました。

「全てのモノ・コトが最大限活用される社会を、サービスを通じて実現する。」といった経営理念に合ったサービスといえるでしょう。

D2C ゴール

まとめ

新規事業とは新しい収益の仕組みを作ることであり、収益を得る仕組み作りである新規事業を生み出すアイデアは、自社の存続や社会貢献のために常に求められています。

新規事業を生み出すアイデアの発想方法は下記の3つです。

  • 既存事業の長所と短所を分析する
  • 新たな付加価値を見いだす
  • 他社の成功例を真似る

また、アイデアによって生み出された新規事業を成功させるために必要なポイントは下記の3点です。

  • 経営理念を決める
  • ロールモデルを想定する
  • 事業を成功させるためのプロセスが大事

新規事業のアイデアを頭の中で考えることも重要ですが、「自分に何ができるのか」「他社や他人から得られる発想はないのか」など、周りをゆっくり見渡すことでヒントが得られるかもしれません。

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