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【初心者必見!】自社ECサイトの構築方法とメリット・デメリットをご紹介
更新日:2022年4月19日

ECサイトがあれば、店舗を持たなくとも消費者にサービスを提供することができます。
そんなECサイトですが、自社にて運営することも可能です。既存のECサイトサービスを利用することで、気軽かつ手軽にECサイト運営が可能ではありますが、自社のECサイトを持つことで、より自由なビジネスが可能になります。
そこで自社ECサイトとは何かといった基本的なことや、メリット・デメリット等について解説していくとしましょう。
自社ECサイトとは?
ECサイトとは「electronic commerce」から名付けられたもので、日本語では電子商取引を意味しますが、いわば「ネットショップ」と考えてよいでしょう。
WEB上にて商品やサービスを提供するプラットフォームを指しますが、そのタイプは様々です。
そのECサイトを自社で作成・運営することも可能です。ECサイトといえばAmazonや楽天といった大手ショッピングモールに出店したり、あるいはBASEのように簡易的なECショップを持てるものもあります。
登録だけで手軽に利用できるものもありますが、いわば他社のECサイトの場合、自由にはできません。
他社が設けたルールを遵守するのは大前提ですが、時には理不尽なこともあるでしょう。何らルール違反をしていないにもかからわず、急遽アカウントを停止されてしまったり、あるいはサーバーそのものがダウンしてしまえばECサイトの閲覧も不可になります。
このような問題も自社ECサイトであれば関係ありません。自社ECサイトであれば自社にてルールを策定できます。
自社ECサイトのメリット・デメリットをご紹介
自社によるECサイト運営には、メリットもあればデメリットもありますので、自社ECサイトを検討するのであればメリット・デメリット双方を理解しておく必要があります。
どちらか一方だけで考えるのではなく、双方を踏まえての判断が求められます。
自社ECサイトのメリット
自社ECサイトのメリットは多々あります。
まず挙げられるのが自由さです。例えば先に他社サービスを利用すれば気軽にECサイトを保有できるとお伝えしました。テンプレートから選択するだけで、ある程度形になったECサイトとなるのはありがたいですが、いわば基本的なデザインは同一ECサイトサービスを利用している他社と同じになりますので、個性を出すことが難しいです。
色、文字等が異なるだけで、ほぼ同じデザインは、閲覧者にとっては個性を感じにくい部分ですが、自社ECサイトであれば自らでデザインできますので、他社にはない奇抜なデザインのECサイトを保有することも可能です。
他社サービスであれば画像の枚数、画像の大きさ等も定められてしまいますが、自社ECサイトであれば自由です。それこそ動画を掲載することとて可能ですし、外部サービスとの連携も自由です。
特に近年はECサイト単体で運営するのではなく、SNSとの連動が重要ですが、外部との連携も自由です。競合するサービスやSNSとの併用を禁止しているECサイト・ショップ提供会社もありますが、自社で運営するのであれば、その点を考慮する必要もありません。全てが自由です。
提供する商品・サービスに合わせたデザインのECサイトとすることで、閲覧者に強くアピールすることもできます。
そして何より大きなメリットは手数料関連です。他社ECサイトを利用したり、あるいは簡易的なECショップサービスを利用する場合、登録料は無料でも
売上金額に応じた利用料がかかるケースが一般的です。
そのため、高額商品を扱いづらい側面があります。例えば売上金額の5%をシステム手数料として支払う場合、高額であればあるほど、売上が増えれば増えるほど手数料負担も増えることになりますが、自社ECサイトであれば手数料など不要です。
他にも急にアカウントが停止となることもなく、あくまでも自らのペースでの営業が可能ですし、柔軟な対応も可能です。
例えば利用者からの問い合わせに対し、他社のECサイトを利用している場合には、ルールに沿っているのか不明瞭な場合、自己判断ではなく他社ECサイトの運営元に一度問い合わせなければなりませんが、自社ECサイトであれば自社にて判断できます。
スピード感はもちろんですが柔軟性という点に於いても自社ECサイトは魅力的です。
自社ECサイトのデメリット
ECサイトのデメリットとして挙げられるのが、ECサイトの制作・運営リソースです。
まず、自社でとなれば当然自社ですべてを用意しなければなりませんので、ECサイトそのものの制作から行わなければなりません。
他社のECサイト・ショップサービスであれば簡単な選択肢に答えるだけである程度形になりますが、自社ECサイトを制作する場合、それ相応の知識・スキルが求められます。
さらには運営に関しても注意が必要です。ここでの「運営」とは、在庫・商品管理だけではなくサイト運営です。サーバーメンテナンス等、利用者には見えない部分の運営も求められます。そもそもサーバーの手配も自ら行うことになります。他社ECサイトであれば、これらの点は自らで意識する必要はありませんが、自社ECサイトを運営するのであれば、これらの点も考慮しなければなりません。
そのため、結局は新たに人を雇うなどしてリソースを確保しなければなりません。全て自己責任となりますので、何かあれば他社のせいにはできません。仮に他社ECサイトで展開している際、何らかの不都合があり、かつその原因が他社ECサイトにあれば自社の責任はありません。しかし自社ECサイトの場合、全ては自己責任です。
もしもですが、サイト制作でなんらかのミスを起こしてしまい、大きなトラブルやアクシデントを起こしてしまった場合、自社の評判そのものを落としかねません。
メリットの項目で「すべてが自由」だとお伝えしましたが、自由には責任が伴うものです。その点を踏まえると、自社のWEBサイト制作スキルが高くはない場合、自社ECサイトのハードルは高いものになってしまいます。
WEB制作に携わっている、あるいはノウハウのある会社であれば良いでしょう。しかしこれまでWEB制作を行ったことがない場合、自社ECサイトの政策は外部に依頼することになりますので結局は費用がかかります。
自社ECサイトの構築方法3つを徹底解説
自社ECサイトを構築するためには、主に3つの方法があります。
いずれの方法も一長一短ありますので、自社に合った方法にて制作することが重要です。
フルスクラッチ
フルスクラッチとは、一から全てを自社で用意し、作成するものです。ECサイトに限らず、WEBサイトを制作するためにはプログラミング技術が必要です。一からすべて自社でとなればスキル、さらにはリソースも必要になりますが、一方では自由度の高いECサイトの構築が可能です。
既存の常識を打破するようなECサイトの運営・保有も可能になりますがそのためにはスキルが必要になります。
裏を返せば、スキルが足りない場合、思うようなECサイトにならない可能性もあります。構築が難しいため、なかなか思うようにデザインできずに妥協してしまうケースも十分に考えられます。
また、フルスクラッチは時間がかかります。ECサイトのオープンに向けてある程度予定を立てる必要があるかと思いますが、フルスクラッチの時間がかかることで、当初の予定から大幅に遅れてしまう可能性もあります。ただしこの点に関してはすべて自社のリソース次第です。
もしもですが、これまでECサイトを制作したノウハウを持っており、かつ多くのスタッフをかかえているような業者であればスピード感を持って制作できますので、予定よりも早くオープンできるかもしれません。
これらを含め、フルスクラッチはすべて「自社のスキル・リソース次第」です。
オープンソース
オープンソースとは、WEB上に公開されているソースです。
オープンソースはある程度形になっていますので、フルスクラッチのようにすべてを自社で構築するのではなく、オープンソースにて大まかな構成を行い、細かい部分だけ手を加えるなどカスタマイズしてECサイトを構築します。
オープンソースの利点として、無料で利用できますので良いオープンソースを見つけることができればオリジナリティ溢れる自社ECサイトの構築が可能になりますが、一方でオープンソースを見つけるための労力が必要になります。
オープンソースも多種多様です。さらには無料になりますので、あくまでもオープンソースを公開している技術者の善意です。そのまま利用するのも良いですし、アレンジ・カスタマイズを加えるのも自由ですがそれでもある程度のスキルは求められます。
「フルスクラッチと比較すれば」手間はかかりませんが、他社ECサイトのように、設問に答えるだけである程度サイトの形になるわけではありません。
クラウドEC
クラウドECは、クラウド上のプラットフォームを活用することでECサイトを構築する手法です。
クラウド上にて運用することになりますので、サーバーを用意する必要はありません。また、クレジットカード決済やCMS機能などはクラウド上に用意されています。
一方でカスタマイズ性が高く、スキルや予算次第である程度自由なデザインのサイト構築が可能です。また、サーバー運営そのものはクラウドで行いますのでこちらも不要です。
ただし、クラウドそのものの費用が発生しますし、クラウドECも多々ありますので、どのクラウドECを利用するのかを考慮する必要があります。
まとめ
自社でECサイトを持つことは、決して難しいことではありません。しかし、「どのように持つのか」は、様々な選択肢が待っています。
今回フルスクラッチ、オープンソース、クラウドECをご紹介しましたが、それぞれメリット・デメリットがありますし、自社との親和性もあります。これらを踏まえ、自社がECサイトを運営する場合にはどのような形が良いのか、自社ECサイトだけにこだわらず、幅広い選択肢から自社にマッチしたものを選びましょう。
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