BUSINESS INFORMATION

D2Cビジネス情報
2023.2.13
【最新版】国内外のコンテンツマーケティングの成功事例とポイントをご紹介
D2C 業績

 

国内のコンテンツマーケティングの成功事例2選

コンテンツマーケティングは、業界や職種を問わずさまざまな企業で行われているマーケティング手法であり、多くの成功事例が確認できます。

その中でも、コンテンツマーケティングで業績を大きく伸ばした成功事例として2つ紹介します。

トヨタ自動車の「トヨタイムズ」

「トヨタタイムズ」とは、2019年にトヨタ自動車が展開するオウンドメディアです。

テレビCMでWebメディアの宣伝を行うという今までにないコンテンツマーケティングを行っており、テレビCMとWebメディアのクロスメディアとして成り立っています。

一方で、トヨタタイムズのテレビCMやWebメディアは顧客の獲得に向けて発信されておらず、社内報のような経営者の思いが詰まったコンテンツを発信しています。

近年では、こうした社内報を想定顧客やファンなどの消費者に向けて発信し、世界観やコンセプトの一つとして共感を得る手法が増加中です。

トヨタ自動車は、そのブランド力を活かしてトヨタタイムズの共感を得るコンテンツマーケティングを行った結果、Twitterのフォロワー10万、YouTubeのチャンネル登録者は20万を超えており、コンテンツマーケティングを成功させたといえるでしょう。

また、発信する内容も既存のメディア批判や車好きにフォーカスした内容となっており、消費者に寄り添った内容で、共感を得られやすい戦略を広げているため、これからコンテンツマーケティングを展開する企業の方は参考にしてみましょう。

「freee開業」とクラウド会計ソフト「freee会計」

「freee開業」と「freee会計」は、近年のスモールビジネスの注目度やフリーランスの増加に合わせてコンテンツマーケティングを展開し、大規模な成功を収めました。

事業を開始させるには「開業届」を所定機関に提出する必要がありますが、多くの方が経験したことが無いため、インターネットで情報収集する方が多いでしょう。

freee開業は、自社の開業ツールの紹介とともに開業届の手続きについて、コンテンツ記事を作成し、検索結果の上位に表示されるようにSEO対策を行いました。

読者の求める情報と自社のサービスを合わせて発信することで、読者の信頼感やサービスの顧客を増やすことに成功し、コンテンツマーケティングとして成功を収めています。

無料記事の情報が信用できるため、有料のコンテンツを利用する際のハードルを大きく下げ、最も訴求したいサービスへ誘導する方法は、技術力と読者への理解度がなせる業といえるでしょう。

コンテンツマーケティングの王道である方法ですが、市場調査や自社ノウハウを活かした発信を重ねるのは、長期的な戦略が必要です。

国外のコンテンツマーケティングの成功事例2選

D2C 自動車

これまで国内のコンテンツマーケティング成功事例を見ていきましたが、国外ではどのような事例が成功しているのかも確認しておきましょう。

マーケティング施策は、同じ方法であっても部分的に異なる施策を行うことで、大きく効果を発揮する可能性があります。

自社のサービスを効率的に発信するためにも、色々な方法を確認しておきましょう。

エナジードリンクで有名な「Red Bull」

「エナジードリンクといえば」と聞かれたら、Red Bull(レッドブル)は真っ先に出てくるエナジードリンクの一つではないでしょうか?

コンテンツマーケティングによって認知を広げる最終的な目標は、消費者に「○○といえば」で思いついてくれるサービスが自社の商品であることを目指すことです。

レッドブルは直接商品の訴求をせず、スポーツで活躍する選手や競技にスポンサーとして出資しています。

そのため、スポーツを楽しむ視聴者にレッドブルの商品を認知させることが可能であり、スポーツの持つ激しさとエナジードリンクを結びつけることに成功させています。

また、レッドブルはイメージ戦略を大切にしているため、契約している選手が問題発言をした場合、スピード感のある対応を行っていることでクリーンなイメージも併せ持っています。

イメージ戦略やブランドコンセプトを一貫させたコンテンツマーケティングの成功例として、レッドブルの戦略はよい教材であるといえるでしょう。

あのSalesforceから「Salesforceブログ」

営業ツールとしてよく活用されているSalesforceは、自社で運営するメディア「Salesforceブログ」を持っています。

SalesforceブログによってSalesforceを活用した事例やマーケティングノウハウを発信しています。

メディアの運営は、SEO対策によって自社のサービスを認知してもらうために行うことが一般的ですが、Salesforceブログでは既存顧客のサポートの役割を同時に担っています。

ビジネスツールは、契約したら終わりというものではなく、契約した後にどれだけサポートできるかが重要な要素です。

Salesforceブログのアフターサポートと新規顧客、2つを同時に狙う戦略は非常に効率的であり、成功事例として覚えておくと役立つといえるでしょう。

事例から分かるコンテンツマーケティングの成功ポイントとは?

コンテンツマーケティングの事例を確認すると、成功のポイントとして以下2つの要素が挙げられます。

  • ・ユーザーが求める情報を発信
  • ・リード獲得のための導線設計

それぞれ詳しく解説していきます。

ユーザーが求める情報を発信

コンテンツマーケティングを通じて、ユーザーが求めている情報を発信できていると成功しやすいです。

ユーザーが求めている情報には2種類あり、ユーザーが求めている情報を認知している「顕在ニーズ」とユーザーが求めている情報を認知していない「潜在ニーズ」です。

特に、潜在ニーズは顕在ニーズの根源的な欲求につながるため、如何にユーザーが求めている情報を深掘りし、情報発信できるかが成功のカギといえるでしょう。

リード獲得のための導線設計

リード獲得のための導線設計は、コンテンツマーケティングにおいて非常に重要な要素です。

コンテンツマーケティングを含めたWebマーケティングでは、如何にストレスなくサービス導線をつなげるかが大切です。

サービスへの導線でストレスを感じてしまうと、ページから離脱してしまったり他のサービスに興味を示してしまうなど、認知されてもリードにつながらないケースが増加します。

導線設計をしっかりと行い、コンテンツマーケティングの導線設計に、違和感やストレスがないようにしておきましょう。

まとめ

D2C 既存顧客

コンテンツマーケティングは、記事の作成だけでなく、さまざまな手法によって行われているマーケティングです。

多くの企業がコンテンツマーケティングの成功事例を生み出しているため、ブランド力を持った企業が、どのようなコンテンツマーケティングを行っているか調査してみましょう。

また、自社サービスのコンセプトに合ったコンテンツマーケティングを実施し、PDCAを回しながら実際に運用してみましょう。

D2C FARM.では、最新のビジネス情報やこれからD2C事業をスタートさせる方向けに有益な情報を発信しています。