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【OEMとは?】OEMの基礎知識とOEMで製造するメリットを紹介

更新日:2021年11月11日

 

OEMとはスモールビジネスの発展に伴ってOEM企業の需要が高まっているビジネスモデルです。しかしOEMについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?

本記事ではOEMについての基礎知識やどういった流れで納品されるのか徹底解説します。

 

OEMとは?

OEMとは、他社製の商品を製造すること、または他社製の商品を製造する企業のことを意味します。

OEMは生産と製造のみを行っているに商品の製造を委託するビジネスモデルであり、設計における組み立て図などをOEM企業に提供して生産・製造してもらうため、基本的な主導権は委任側にあります。

OEMを実施している業種は、自動車・アパレル・化粧品・食品など多岐にわたっており、違うブランドなのに同じ中身で販売されている場合、OEMで作成された商品である可能性が高いといえます。

OEM自体は歴史のあるビジネスモデルといえますが、近年注目されているスモールビジネスの市場拡大によりOEM需要が増加していることもあり、発注側・受注側双方とも市場に進出しています。

 

OEM 製造

OEMの種類

OEM市場は年々多様化していますが、前提となるOEMの種類は大きく分けて2つあります。

 

  • 完成品を相手先のブランド名で製造する
  • 自社ブランド製品の製造を委託する

 

紹介する2種類のOEMは、それぞれビジネスモデルとして少し異なるため、しっかりと理解しておくことが重要です。

①完成品を相手先のブランド名で製造する

OEMで製造している完成品を相手先のブランド名で製造する方法があります。

多くの場合、委託している企業のブランドコンセプトにあわせた商品を、OEM企業が設計や企画した商品を提案しています。

委託企業の商品開発コストをかけずに新商品を売り出せるほか、製造のみを請け負っている受託企業の設計や企画ノウハウを蓄積できます。

代表例としては自動車業界の製品で、トヨタの製造している「プリウスα」という製品がダイハツの「メビウス」として販売されているなど、身近な製品にも活用されています。

②自社ブランド製品の製造を委託する

自社ブランド製品の製造を委託している方法もあります。

委託者側が設計・企画したブランド商品を製造に委託する方法であり、完成した商品の管理権と所有権を委託者がもつ特徴があります。

委託者は受託者に仕様書や原料、資材などを提供を行うだけでなく、場合によっては委託者による技術指導をすることもあります。

そのため、生産設備をもつ大企業が商品の生産数を増やすために、分業として他社工場とパートナー契約を結ぶことも少なくありません。

OEMで生産するメリット

OEM メリット

 

本記事で紹介するOEMで生産するメリットは3つです。

 

  • 比較的低コストで委託できる
  • ユーザーの意見にあわせて商品開発できる
  • 販売に専念することができる

 

他にもメリットはございますが、ODMと同じメリットは今回紹介しておりませんので、OEMとODMのメリットの違いを比較してみましょう。

 

ODMについて詳しく知りたい方は、こちらの記事紹介しておりますので、合わせてご覧ください。

 

比較的低コストで委託できる

OEM企業に委託を行う場合は、商品の設計・開発を自社で行い製造のみをOEM企業に委託するため、比較的低コストで委託できます。

また、商品生産に必要な設備投資や人材確保を行う必要がないため、参入にかかるコストが少なく済み、設計・開発の技術さえあればブランド展開を行いやすいメリットもあります。

ユーザーの意見にあわせて商品開発できる

OEM企業には、製造のみを委託するため、ユーザーとの接点を通じて得たニーズを商品の設計・開発に反映させることができます。

特に、新商品の開発やブランドコンセプトにあわせた商品開発を効率よく行うためには、ユーザーの意見は必要不可欠な要素であり、コミュニケーションや販売を通してブランドのファンが何を求めているかを聞き出すことも大事です。

販売に専念することができる

自社生産する場合、そこに関わる設備投資や人員の確保が負担となってくる場合があります。

しかし、OEM委託をすることにより製造にかかってくるさまざまなコストを本来必要な販売分野に回すことができます。

インターネットを主戦場とするD2CやEC事業はスピードが求められる業界であり、企画・マーケティングや、販売に注力することで企業の成長も見込めるといえるでしょう。

OEMの流れ

OEMの流れは6ステップあります。

 

  1. 打ち合わせ
  2. 試作・サンプルチェック
  3. 工場とのすり合わせ
  4. 稼働・生産
  5. 品質管理
  6. 納品

 

これからOEM企業に委託を検討している方やD2C事業、EC事業に挑戦する方は必ず必要になるので、しっかりと把握しておきましょう。

 

OEM 工程

 

①打ち合わせ

打ち合わせでは、要望や仕様など商品についてさまざまな条件を明確に決める必要があります。

打ち合わせの段階で細かくイメージを伝えられないと、後述する試作やサンプルチェックの工数がかさんでしまい納期に間に合わない可能性が出てしまいます。

打ち合わせで伝えるべき内容は以下の通りです。

 

  • 要望
  • 仕様
  • イメージ
  • コスト
  • ロット
  • 納期など

 

OEM企業と話しながら、商品販売までの段取りや日程を決めていきましょう。

②試作・サンプルチェック

打ち合わせでの内容を基に、試作した商品あるいはサンプル品のチェックを行います。

チェックの段階でイメージとずれていたり仕様が微妙に異なったりと、打ち合わせで伝えられていない部分を探し、ユーザビリティの向上を第一に商品の最終決定に向けて繰り返し行いましょう。

また、試作品によっては時間を要する場合があり、14~30日程度かかる可能性があるため、打ち合わせの段階で試作品の作成にかかる期間を確認しておくとよいでしょう。

時間がかかる部分ですが、できる限り納得のいく製品になるまで何度も作り直しましょう。

③工場とのすり合わせ

OEMメーカーが実際に製造を行う工場と生産方法について打ち合わせを行います。

 

最初に行った打ち合わせやサンプルチェックの品質など、販売に向けて工場と細かく条件をすり合わせましょう。

④稼働・生産

すり合わせの完了とサンプル品の確定ができたら、実際に生産を開始します。

 

委託側は製造を任せているため、納期の管理や品質についてはOEM企業が行ってくれるため、稼働・生産している間は商品の販売に向けて広報や宣伝を行いましょう。

また、製造ノウハウがある企業であれば生産過程を見せてもらい、場合によっては技術指導を行うなどして商品の品質を上げられるようにする必要があります。

⑤品質管理

出来上がった商品の品質管理を行います。

納品する数量に問題はないか、動作不良はないかなどチェック項目を細かく設けているOEM企業に依頼をすると安心です。

また、OEM企業によっては目視による品質チェックだけでなく、検針機によるチェックを行っている工場もあるため、打ち合わせやすり合わせでチェック項目の確認をしておくとよいでしょう。

⑥納品

品質チェックが完了次第、納品が行われます。

納品が行われた商品の販売がスムーズに行えるよう、ユーザーとコミュニケーションをとったり、リリース前キャンペーンを行ったりなど販売戦略を構築しておくことが大切です。

OEM企業によっては、アフターフォローが行っているので、納品された商品に気になるところがあれば相談しましょう。

まとめ

OEMとは、他社製の製品を製造することを指すビジネスモデルであり、委託者が設計・企画した商品を生産設備・生産技術をもつ企業が受託生産を行っています。

近年においては多様化傾向のあるOEMですが、前提となるOEMの種類は大きく分けて2種類あります。

 

  • 完成品を相手先のブランド名で製造する
  • 自社ブランド製品の製造を委託する

 

業界や企業形態などによって、選ぶOEMの種類が異なり得られるメリットが微妙に違うため、どちらのOEMにするのか打ち合わせなどで決めておきましょう。

また、OEMの流れは以下6ステップで行われます。

 

  1. 打ち合わせ
  2. 試作・サンプルチェック
  3. 工場とのすり合わせ
  4. 稼働・生産
  5. 品質管理
  6. 納品

 

商品の納品が行われれば実際に商品を購入したユーザーに配送できますが、OEMでは製造を委託しているため、時間がかかる販売や宣伝活動を同時並行で行いながら進めておくとよいでしょう。

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