BUSINESS INFORMATION

D2Cビジネス情報
2022.10.18
ポップアップストアとは?出店する目的を徹底解説!
d2c 期間限定

 

「ポップアップストア」とはどのような意味かご存知でしょうか?

ポップアップストアは、プロモーション手法の1つとしてここ数年、欧米を中心に広がりを見せています。

一時期はコロナの影響もあり、見る機会はあまり多くありませんでしたが、最近になって、「期間限定ポップアップストアをオープン!」「〇〇/〇〇(木)〜〇〇駅でポップアップストアを開催!」などといった、ポップアップストアに関する話題を目にする機会も増えてきました。

しかしながら、「ポップアップストアが何かわからない」「活用するメリットがわからない」という方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回はポップアップストアに関する基本情報やポップアップストアを出店するメリットなどについても解説しますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

 

ポップアップストアとは?

d2c 実店舗

そもそもポップアップストアとはどのようなものなのでしょうか?

英語で「Pop-up(ポップアップ)」とは、「突然現れる」という意味があります。つまりポップアップストアとは、短期間に突然現れる臨時の店舗のことを指します。ポップアップストアの他にもポップアップショップやポップアップリテールなど似たような用語もありますが、基本的に意味は同じです。路面の空きスペースや駅構内の空いているスペースなどを活用して期間限定で店舗を出店します。期間は様々ですが、数日単位から数ヶ月単位まで幅広く対応することができます。

通常、常設の店舗を持とうと思うと、最低でも数百万単位の費用がかかりますが、ポップアップストアであれば1回あたり数万円単位と費用を抑えて出店することができます。上手く運営することができれば出店元の認知度も上げることができるため、近年大きな注目を集めています。

ポップアップストアを出店するメリット3選

ポップアップストアとは何かご理解いただけたかと思います。

では、ポップアップストアを出店するメリットは何でしょうか?

ここではポップアップストアを出店するメリットを3つご紹介します。

1. 認知の拡大に繋がる

ポップアップストア出店のメリット1つ目は認知の拡大に繋がる点です。

ポップアップストアは期間限定で突然出店するため、目立つ場合も多く、それだけで人々の興味を引く存在になります。また通常の店舗とは異なり、ブランドに則した店舗作りができることから話題性も高くなり、来店した人のSNSで紹介されたり、ニュースとして様々なメディアに取り上げられる可能性もあります。

日本人の多くが、「3日間限定!」などの期間限定系のイベントやキャンペーンに弱いという特徴を持っています。特に欲しい訳ではなかったけど、とりあえず見てみようかなと思う人も多いようです。この日本人ならではの特徴を活かすことで大規模な認知拡大を図ることが可能です。ポップアップストア出店の正確な開始日と終了日をお知らせすることで、顧客に強い危機感を持ってもらい、1人でも多くの顧客をポップアップストアに誘導しましょう。

2. オンラインストアでの購入を促進できる

ポップアップストア出店のメリット2つ目は、オンラインストアでの購入を促進できる点です。

通常オンラインストアを運営している場合、顧客はインターネット上で商品をチェックし、購入を検討することになります。商品のジャンルにもよりますが、オンラインでの購入の場合、サイズや素材など、商品への不安を残したまま購入に至るケースも少なくありません。しかしポップアップストアを出店すれば、リアルの場で実際に商品に触れてもらうことができるため、その場で購入してもらえる確率が上がるだけでなく、オンラインでの購入時の障壁を無くすこともできるのです。

3. 顧客とコミュニケーションを取れる

ポップアップストア出店のメリット3つ目は「顧客とコミュニケーションが取れる」点です。

オンラインの場合、相手が見えなかったり、コミュニケーションがメッセージのやり取りになってしまうなど、どうしても顧客との繋がりは希薄になってしまいがちです。しかし、ポップアップストアを出店することで、顧客の表情や生のリアクションを見ることができるため、オンラインでの運営とはまた違った気づきを得ることができるかもしれません。

また仮に顧客が商品に関してわからないことがあったとしても、オンラインストアとは異なり、店員が直接対応することができるため、その場で商品の説明を行うことができます。顧客の反応次第では、他の商品も合わせておすすめしたりできる点は、実店舗ならではのメリットと言えるでしょう。

ポップアップストアを出店できる場所の例

d2c モール

ポップアップストアを出店するメリットは理解できたけど、具体的にどのような場所に出店すれば良いのでしょうか?

ここではポップアップストアを出店できる場所の例をいくつかご紹介します。

レンタルスペース

レンタルスペースは、手軽に出店の手続きを行うことができるのが特徴です。

レンタルスペースを使用することで、レンタルスペース内を自由にカスタマイズすることができ、工夫次第でオリジナルの空間を演出することもできます。

ただし、出店する場所によっては販売する商品と訪れる客層が合わず、思っていたほどの効果が得られないケースもあります。そのためレンタルスペースを探す際は、人通りがあるか、周囲はどのような環境なのか、商品が客層にマッチするかなどの事前調査をしっかりと行いましょう。

「軒先ビジネス」や「スペースマーケット」など、レンタルスペースサイトも多数存在しているので、気になる方はチェックしてみてもいいかもしれません。

商業施設

ポップアップストアには、商業施設を活用して出店するという選択肢もあります。

人通りも多く、かつ購買意欲が高い人に向けてアピールすることができる点が、商業施設に出店する最大のメリットです。

また商業施設の場合、駅直結のショッピングビルや屋内の複合施設など、天候に左右されづらいという特徴もあるため、比較的集客しやすいのもメリットの1つです。

しかし、商業施設によっては利用規約が厳しいところもあるため、出店のハードルが高かったり、店舗のレイアウトに制限がかかってしまうケースもあります。自分たちが伝えたいブランドや商品のイメージ・内外装のデザインが、検討している商業施設でも出店できるかどうか事前に確認しておくことをおすすめします。

ポップイン

ポップインとは簡単にいってしまうと、店舗の中にある店舗という意味です。

カフェやサロンなどといったショップの一部スペースを間借りして、そこにポップアップストアを出店します。

既存の店舗をそのまま使用することができるため、販売する商品との親和性が高ければ、出店の準備を大幅に簡略化することができます。

ショップ側が商品販売にかかるレジ対応なども行ってくれる場合は、店舗に人員を割かずに済むのがメリットです。レンタルスペースなどに比べると出店スペースは狭くなりがちなので、サイズが小さな商品や商品数が少ない場合に適しています。

一方で、既存の店舗の一部スペースを使わせてもらうため、内装を大幅に変更したり、ブランドをアピールするのは難しいかもしれません。

また店舗によっては出店スペースが狭いケースもあります。その場合、取り扱っている商品のサイズや商品数によっても出店できるかどうかが変わってくるため、事前に下見するなどして、その場所が出店に適しているかどうか確認しましょう。

まとめ

d2c 利用規約

いかがだったでしょうか?

ポップアップストアとは何なのか、ご理解いただけたかと思います。

今回ご紹介したポップアップストア出店のメリットは下記の3つです。

1. 認知の拡大に繋がる

2. オンラインストアでの購入を促進できる

3. 顧客とコミュニケーションを取れる

また、ポップアップストアを出店できる場所として下記2つをご紹介しました。

1. レンタルスペース

2. 商業施設

ポップアップストアは、期間が限定されているという特性上、話題になりやすい形態の出店方法です。商品の販売だけでなく、商品のプロモーションやブランドの認知度向上も期待できるので、上手く活用できれば、大きな利益をもたらしてくれるでしょう。

皆さんも今回の記事を参考にしながら、ポップアップストアの出店を検討してみてはいかがでしょうか。

D2C FARM.では、最新のビジネス情報やこれからD2C事業をスタートさせる方向けに有益な情報を発信しています。